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桃side
嬉しかったよ
お前らが生まれた時は
ある日弟が生まれた しかも双子
双子の弟ができたと知った時みんなは
「可愛がってあげたい!」「どんな子になるんだろう!」
そんな幸せな考えで満ちていて
俺も凄く楽しみにしていた
生まれた直後の2人を見ていると他の弟が生まれたことを思い出した
弟たちが「可愛い…」「手も足もちっちゃい…」
と起こさないように小声で喋っていた
ふたりが家に来てから家は更に明るくなった
2人が笑えば皆も笑う
2人が泣けば皆が宥める
いわば家の中の天使みたいなものだった
2人は数秒違いの双子で
先に生まれた子を“赤”
後から生まれた子を“黄”と名付けた
2人はいつまでもずっと一緒にいた
2人が5歳になるまでは
5歳になってから黄の体が弱くなった
皆は黄の看病に必死で赤には構ってやれなかった
赤はせめてと思ったのだろう
自分から料理や掃除などの家事をやるようになった
でも俺らは黄の看病、それと同時に受験シーズンが来てしまい
かなりイライラしていた
赤が少し家事を失敗してしまったり
俺らに気を使って早く起こしてくれた時も
「役たたず」「なんでもっと早くできないの」
そう言って強く当たるばかりだった
今思えば最低な兄だったと思う
何年か経ち、黄の体は少しづつ良くなって
外でも思いっきり体を動かせるようになった
また昔みたいな幸せの家族になれた
昔と何一つ変わらないと思っていた
けど1つ変わっていた
それは赤が全く俺たちと関わらなくなったこと
最初は気の所為だろうと思っていた
けど日に日に赤は俺たちの事を避けてるんだと自覚した
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コメント
10件
書き方?が天才的でした🗒ᝰ✍🏻 ̖́- めちゃくちゃ尊敬です❕
フォロー失礼します!