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今回の話は基本
語り手 すち
視点 らん
でお送ります。
らんらんが見える景色はいつも暗くて。
そこに明かりが差し込むのは 一週間に一度だけ。
多い時は3回。
言葉だけで聞いたら いいことかもしれない
でも実際は違った。
ガチャッ
桃
扉が開くことは
らんらんにとって“痛い時間の始まり“
数時間殴って、数時間暴言吐かれて 存在否定されて
“まだ生きてんのか“
“早く死ねよ“
そんな言葉を軽々と使った。
鈍い音が
嫌な音が
何かが割れる音が
何かが壊れる音が
響く中、
だんだん消えた、らんらんの泣き声
“ごめんなさい“としか謝れなくなった
そんな地獄の人生を。
らんらんは過ごしてきたよ
虐待家なんて周りも知らなかった
だから俺は、らんらんとか関わった
ほんとに偶然、外出許可を出された日、 俺とらんらんが出会った
翠
翠
桃
翠
翠
桃
桃
翠
普段ろくな運動も栄養もなく
すぐに力尽きたらんらんに もう一度話しかけて
桃
翠
翠
翠
桃
翠
桃
桃
翠
きっと環境のせいか
言葉が喉を通さない。
翠
桃
それから
らんらんを救いだぜたのは 出逢ってから5年経った頃
しばらく見なかったらんらんの 身体は痣だらけで見るに耐えない 身体をしていて。
助けるのが遅くなったこと
誰も助けを伸ばさなかったこと
それがどんな理由だったとしても
俺はこの先らんらんを守らなければ ならないと思った。
翠
桃
翠
翠
桃
翠
翠
翠
紫
翠
黄
翠
翠
瑞
黄
瑞
赫
翠
翠
黄
紫
紫
桃
赫
桃
瑞
桃
翠
紫
翠
桃
翠
桃
桃
助けてくんねッ、、?