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露葱
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露葱
露葱
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ぷりっつ
今日は、5月24日
…本当だったら、俺の幼馴染の誕生日だった日
そんな彼は、昨日空に昇ってしまった
俺は、ボーっと外を見つめる
不思議なことに、今はなにも感じなかった
悲しいとは思うけど、それまでだった
”寂しい”や、”恐怖”はなにも感じない
半放心状態だった
その時、俺を呼ぶような声が聞こえた
ーーーー
そちらに視線を向ける
黄色の髪で、元気そうな男の子がそこにはいた
勿論、話した覚えどころか、見た覚えすらない
誰なのだろうと、俺が小首をかしげると
ーーーー
なにか話しかけてきているが、よくわからない
他の事を考えながら、他人の話してくる内容なんか理解できるわけが無いから
ーーーー
途切れ途切れに内容を理解する
他は、聞こえているのに脳が理解をしてくれなかった
理解はできない。けど
話しかけている。ということは、返事をしなきゃいけない
俺は、とりあえず返事をした
ぷりっつ
そういうと、黄色の髪の男の子は笑顔で言葉を紡ぐ
ーーーー
ーーーー
そう言って、自分の席へ戻って行った
クラスメイトだったようだが、俺は覚えがない
そもそも、なんで話しかけてきたのだろう
内容を思いかえす
ぷりっつ
ーーーー
どこかに呼び出そうとしたのだろうか
でも、肝心の場所が分からない
分かるのは時間帯だけ
離れてしまったからには、聞き返すことはできないし
そもそも、聞き返して答えてくれるとは限らない
そう思った俺は、放課後に、それらしいところ探すことにした
ぷりっつ
放課後、俺は椅子から立つ
教室から出て、黄色の髪の男の子が呼び出したところを探す
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
いない。どこにも
俺は少し焦る
返事をした。うん。と肯定したなら、行かなきゃ怒られるから
嘘をついたことになるから
空き教室も見ながら廊下を進む
あと、行っていないのは屋上ぐらいだろうか
そう思い、俺は屋上への階段を上がる
そうして、屋上の扉を押し開ける
そこには、黄色い髪の男の子が立っていた
ーーーー
その男の子は、俺を見つけるや否や近づいてくる
ーーーー
教室にいた時は、俺が座っていたから分からなかったが、
その男の子の方が、数センチ。身長が高かった
その男の子は、俺を真っすぐ見て
ーーーー
ーーーー
…あぁ、駄目だ
幼馴染。莉犬くんが事故に遭った時から
俺の脳は正しく機能せず、
聞いた言葉の理解が出来ない
頭がいっぱいいっぱいなのだ
その男の子はこちらを見つめる
まるで、返答が欲しそうに
とりあえず、返答しなきゃ…
ぷりっつ
そう答えた瞬間、黄色の髪の男の子は、笑顔で
ーーーー
ーーーー
なにがよかったのかは皆目見当もつかないが、
反論をされなかったので、俺もよかったと思った
そう思った次の瞬間
ーーーー
その男の子は、俺に抱き着いてきた
ぷりっつ
俺は驚く
ほぼ初対面。相手が自分の名前が分からない状態でハグなどするだろうか
少なくとも、俺はしない
俺は離れようとする
だけど、ここで否定したらどうなるのだろう
それを考えた俺は、なにもせず、それを受け入れた
ーーーー
ぷりっつ
俺は、一人の男の子を待つ
おぼろげな瞳、続かない返事
それから察するに、あまり内容は理解出来ちゃいないのだろう
ここに来てくれるかどうかは、半分賭けだったのだが
屋上のドアが開く
そこには、黄色の髪に緑のグラデーション。緑色の瞳の男の子
ぷりっつくんが居た
あっきぃ
俺は近づいて話しかける
あっきぃ
そう名前を呼んだあと
あっきぃ
あっきぃ
…ぷりっつくんは、何も言わない
返事を考えているのだろうか
それとも、理解できなかったか
ぷりっつくんが言葉を発するまで、俺は見つめる
…その時、ぷりっつくんの口が動く
ぷりっつ
…これは、多分。
理解できていないと思う
だからと言って、もう一度言うのは違う
そう思った俺は、出来る限りの笑顔で
あっきぃ
あっきぃ
と、返事する
でも、内容を理解できてないということは、
これから話しかけても混乱させるだけだ
なにか、言葉以外でこの気持ちを伝える方法は…
あっきぃ
その瞬間、俺が思いついたのは、ハグだった
ぷりっつ
驚いているが、構わない
なにかあるって、分かって貰えればいいから
彼に抱き着きながら一言
あっきぃ
ぷりっつ
ぷりっつくんにはこの言葉は理解できないのだろう
だけど、分からなくていい。
少なくとも、今は
露葱
露葱
露葱
露葱
露葱
露葱
露葱
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