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とぼとぼ歩きながら学校から帰ってきた弟のるぅとくん 。 なにか嫌なことがあったみたいだ 。
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ぎゅっと抱きしめながら事情を聞いてみる 。 するとるぅとくんは 、目に涙を浮かべながら
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そう言った 。 俺は少し反応したが 、
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と 、話を続けた 。 るぅとくんは毎回 、好きな子に告白はするが 、振られてしまうらしい 。
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本当に好きな人だったのかもしれない 。 相当悲しかったのか 、るぅとくんは号泣していた 。
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「なんで」 そう何回も言いながら泣き続けるるぅとくんの頭を撫でながら 、俺は満足気に笑みを浮かべ 、スマホを握った 。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ___ あれから数週間後 、るぅとくんはルンルンと鼻歌を歌いながら帰ってきた 。
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俺はにこにこしながら近寄ってきたるぅとくんの頭を撫でながら 、そう聞いた 。
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… は? 俺は思わずそう言いかけてしまったが 、すぐに言い直し 、
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そう聞いた 。 するとるぅとくんは 、
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と言いながら俺に笑いかけた 。
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不機嫌そうに相槌を打つと 、それに気づいたるぅとくんが何かあったのか聞いてくる 。 るぅちゃんが理由なんて 、言えるわけない 。
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俺は怒りを押し殺し 、精一杯の笑顔でそう言った 。 俺の手には 、スマホが握られていた 。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 翌日 、今度は目に涙を溜めながら帰ってきた 。
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いつものように頭を撫でながらそう聞いてみる 。
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その瞬間 、俺の口角は無意識に上がった 。
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優しくるぅとくんを抱きしめると 、
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と言いながら抱き締め返してくるるぅとくん 。 … まぁ 、本当は 俺のせいなんだけどね ___ ♡
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莉 莉犬くん…