拓哉
はぁ、
大吾
しゃーないな
大吾
さっ!そろそろごめんの時間ですよ
健
俺作るん手伝うでー
大吾
りゅーせーもおねがーい
流星
はーい
大吾
あ、こたるくは謙杜と道枝くんと高橋くんのゲーム中断してきてー
こたるく:はい!
健
丈橋はどうするん?
流星
今はやめとこ
大吾
せやなー
大吾
話し合い中やろな
流星
いろいろとなー
拓哉
丈くんたちどうしますか?
風雅
まだやろ
流星
分かってんなー
拓哉
なんで?
健
はっすんに癒してもらってんねん今
拓哉
はっすん?
健
あー俺が今命名した
風雅
センスな笑
健
失礼やなお前ー!
大吾
そういえば斗亜くんと誠也くんは?
風雅
「丈の好きなもん買ってくる」
風雅
とか何とか行って出ていきました
大吾
さすが誠也くんやなー
流星
あの2人って仲ええの?
大吾
まぁ仲良いって言うか
大吾
そんな感じです
拓哉
え、丈くんと誠也くんは
拓哉
昔つき、
風雅
あぁ!!
風雅
まぁ仲ええかな笑
流星
そうなんや、
健
なぁそれってさ隠す必要ある?
大吾
丈がみんなに言うまでは
大吾
隠そうかなみたいな?
健
なるほど?
誠也
好きなもんも買ってきたし
誠也
晩飯もできたんに
流星
まだイチャイチャしてんのかー
丈くん大丈夫かな
丈くんが俺を助けてくれたんは
俺が中学1年の冬
俺は気が弱くて
すぐ泣く泣き虫やった
それやのに
誰からも好かれて
モテモテの風雅が
俺を気に入って
ずっと味方でいてくれた
でも余計それが周りの男子から 嫌われる要素になった
最初は聞こえるような陰口から始まって
次第にクラス中の人に無視されて
物を隠され
水をかけられ
教科書を破られた
もう生きていられなくなるまで
めちゃくちゃにされた
それでも風雅は
「俺が守ってやる」
「俺だけを信じろ」
って言ってくれた
嬉しかったでもそれと同じくらい 風雅から離れたかった
巻き込みたくなかった
でもついに風雅まで変な噂を流されて 無視されるようになった
何度も謝った
そして初めてやつらに反論した
案の定ボコボコにされたけど笑
そこに丈くんが来て助けてくれて
めっちゃかっこよかった
名札に藤原って書いてあって
白い名札やったから2年やってすぐわかった
それから丈くんの教室に行くようになって仲良くなった
でもあの時風雅は 勘違いして
ちゃんと説明できないまま今に至った
続く