エミリー
エミリー
マイク
妻のエミリーは、落ち込む私を元気づけようと、いつもと変わらぬ笑顔でなぐさめてくれる。
これまで 周りに自慢したくなるほど幸せな人生を送ってきたが、今年に入ってからトラブル続きで 順調だった仕事も手につかなくなってしまった。
同僚の勧めでメンタルクリニックで診察を受けると、抗うつ剤や抗不安剤、睡眠薬など聞いたこと無い名前の薬を大量に処方されたのだが、どうも相性が良くなかったらしい。
医師
診察室と言うよりも、リビングルームのような一室に通され、初老の医師と向かい合い、エミリーとソファーに腰掛けた。
医師
初めに幻覚が見えたのはいつだったか…考えていると、エミリーが私に向けて指を二本立てた。
マイク
医師はじっと私のことを観察するようにジロリと見て、何やらカルテに書き込んでいる。
エミリー
マイク
エミリー
マイク
マイク
マイク
医師
医師が眉間にシワを寄せて、何かを考え込んでいる。
医師
マイク
医師
そう言うと、医師は診察室から出ていってしまった。
マイク
エミリー
しばらくして、入口の方から医師の声が僅かに聞こえてきた。
医師
医師
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