国崩大火終演後。
棪堂 哉真斗と戦った俺、
そして屋上で焚石 矢と戦っていた梅宮は、
誰よりも重症を負っていた。
だが、流石に2週間は経ったからほとんど治っている。
だが、俺は治っては無かった。
外部の傷では無く、内部の傷が。
「お前がそこにいるせいで」
「そこにいる人も」
「場所そのものも」
「不幸にするんだ」
この言葉が頭から離れない。
国崩大火終演後も、俺は頼ってばかりだった。
2日前は、見回り中に何も無い所で転び、休ませられた。
昨日は昼飯を持ってくるのを忘れ、皆からパンや菓子をもらった。
結局風鈴に残っていたとしても迷惑かけてばっかだ。
それならいっそ、アイツの所に居れば…
…いや、アイツの所に居ても、アイツに迷惑をかけてしまう。
俺は国崩大火を通して再度認識した。
俺は疫病神なんだと。
皆が「迷惑じゃない」と言っても、それはお世辞にしか聞こえない。
今日はいつもより早めに学校に来てみた。
屋上に梅宮が居ると思ったらまだ居なかったらしい。
桜
梅宮の野菜の苗の数を見て笑った。
桜
気が付いたらフェンスを乗り越えていた。
ここから半歩でも踏み出したら下に落ちて行くだろう。
ガチャ( 扉
梅宮
梅宮
桜
桜
あ。落ちる。
下から吹いてくる風が鬱陶しい。
グシャッ!!
楡井
蘇枋
桜
だんだんと意識が遠くなっていく。
楡井
梅宮
桜
桜
梅宮
桜
梅宮
蘇枋
桜
医師
桜
桜
医師
2週間…?
俺死んでなかったのか……
医師
医師
医師
桜
医師
桜
医師
医師
10分後
梅宮
桜
楡井
蘇枋
蘇枋
桜
医師
蘇枋
桜
梅宮
楡井
桜
桜
楡井
蘇枋
蘇枋
違う
俺は謝ってもらいたいわけじゃない
むしろ俺が謝りたいくらいだ
だから謝らないで、…
蘇枋
桜
蘇枋
蘇枋
楡井
楡井
桜
梅宮
楡井
蘇枋
桜
楡井
目頭が熱くなる。
俺は今身体をあまり自由に動かせない。
拭う方法が思いつかず、頬を伝って涙が流れてくる。
今の俺、情けねぇだろうな。
蘇枋
桜
…やっぱり此奴には適わねぇな。
主
主
主
主
主
主
主
主
主
コメント
3件
最高!神様ァァァ(༎ຶ⌑༎ຶ)
楽しみですっっ✨