どぬく(白川どぬく)
もふ(風雲寺もふ)
光(風雲寺光)
えと(燈植えと)
俺は、学校から帰っている途中
…何故か、嫌な予感がする
気の所為…だよね?
光(風雲寺光)
もふ(風雲寺もふ)
光(風雲寺光)
もふ(風雲寺もふ)
光(風雲寺光)
…俺も兄さんも、どんどん歩調が速くなっていく
兄さんも、嫌な予感がしているのか、…
いつも通り、いつも通りのはずなのに、
なんとなく緊迫感を感じながら、俺はさらにスピードをあげた
〜数分後〜
もふ(風雲寺もふ)
光(風雲寺光)
光(風雲寺光)
もふ(風雲寺もふ)
胸騒ぎがする
二人は、無事かな…
光(風雲寺光)
もふ(風雲寺もふ)
家の前に足を踏み出した俺は、絶句した
頭から血を流して、肩に重傷を負ってえとさんに倒れ込んでいるどぬくさん
恐怖と怒りの表情で、睨みつけているえとさん
武器を持った、ガタイのいい、白髪の4人
血のついた鉄パイプ
そして、
その中の一人の頰についた、真っ赤な花の入れ墨
俺の意識があったのは、そこまでだった
もう終わりかと思ったとき、
聞きなれた声が聞こえた
…いや、違う
聞きなれた声によく似た声が聞こえた
立冬
立冬
立冬
清明
清明
清明
清明
スッ
ボコッ
清明
清明と名乗る男がもふくんの蹴りで血を吐いて倒れた
違う、もふくんじゃない
いつものもふくんじゃない、もふくんが…
ガシッ
芒種
芒種という人の胸ぐらをつかむもふくん
芒種
芒種
芒種
芒種
芒種
芒種
芒種
芒種
白露
ガッ
白露
立冬
ボコッ
立冬
もふくんは、だんだんと力を強くしていく
普段なら、どんな相手であったとしても、絶対に殺そうとはしないのに…
もふくんの目が赤く光っていた
その色が、自分の手に散っている液体と全く同じ色だと気が付き、背筋が凍った
あれが、光から聞いた…
えと(燈植えと)
えと(燈植えと)
えと(燈植えと)
光(風雲寺光)
光(風雲寺光)
えと(燈植えと)
光(風雲寺光)
光(風雲寺光)
光(風雲寺光)
光(風雲寺光)
光(風雲寺光)
えと(燈植えと)
えと(燈植えと)
光(風雲寺光)
時間的にも、もう余裕がない…
光から聞いた話では、あと少しで…
ガッ
光(風雲寺光)
もふくんを止めようとした光が、蹴り飛ばされる
そうしている間にも、もふくんは手の力を強めていって…
もう、その男の顔は、真っ青だ
どうにか、しないと、…
どぬだって、…
全部、全部全部
壊れちゃう…
ギュッ
…なにも、考えられない
俺、死ぬのかな…
<もふくん止まって!
<…殺しちゃうよ!
…え、?
<そのままじゃお前、また全部忘れるぞ!
<俺のこともえとのこともどぬくのことも!
<いいのかよ?!
えとさんと、お兄ちゃんの声…?
もふくんが、人を殺しちゃう…?
あんなに嫌がってたのに…?
それに、俺らのことを忘れちゃう…?
いやだ、
いやだよ、
俺、もふくんにだけは忘れられたくないよ
そんなの、
そんなのいやだよッ
ギュッ
どぬく(白川どぬく)
えと(燈植えと)
光(風雲寺光)
さっきまで意識がなかったはずのどぬがよろよろと立ち上がって、
もふくんの腕を握りしめていた
どぬく(白川どぬく)
どぬく(白川どぬく)
どぬく(白川どぬく)
どぬく(白川どぬく)
どぬく(白川どぬく)
どぬく(白川どぬく)
どぬく(白川どぬく)
どぬく(白川どぬく)
どぬく(白川どぬく)
もふくんの殺意が消えて、目の色がいつもの綺麗な深い紫色に戻っていった
同時に、手の力も抜けていって…
バタン
芒種
白露
どぬく(白川どぬく)
そう言って、どぬはまたもふくんに倒れてしまった
もふ(風雲寺もふ)
光(風雲寺光)
相手側は、酷くおびえているようだった
もふくんは、倒れたどぬくさんとそいつらを見て…
もふ(風雲寺もふ)
もふ(風雲寺もふ)
立冬
そう言って、そいつらは逃げていった
えと(燈植えと)
もふ(風雲寺もふ)
もふ(風雲寺もふ)
えと(燈植えと)
光(風雲寺光)
もふ(風雲寺もふ)
もふ(風雲寺もふ)
えと(燈植えと)
光(風雲寺光)
光(風雲寺光)
光(風雲寺光)
もふ(風雲寺もふ)
えと(燈植えと)
お願い、
生きてッ…
コメント
1件
どぬ勇敢だな…私も見習お…