澪
封印
された扉の前に立つ僕達。
しずか「さて、扉を開けるにはどうすればいいのかしら?」
僕「あの時と同じ呪文を唱えればいいんです。
「退魔封印!」
すると、封印札がピタッとはりつき、激しい光に包まれた。
やがて、その光が収まると、そこには何もなくなっていた。
しずか「これでもう大丈夫よ。でも、この封印もいつまで持つかしら? とにかく急ぎましょう。」
あきら「うわっ、なんやこれ? 階段がなくなってるやん。エレベーターも動いてへん。どないなってんねん。」
しずか「おそらく、これも罠の一つなのでしょう。私たちが上ってきた階段とは違う別のルートが用意されてるはずです。それを見つけなくてはなりません。」
僕「よし、じゃあみんなで探してみましょう。」
あきら「うん。でも、どこにあるんやろなぁ? まあええか。時間はまだたっぷりあるわけやし。気楽にいこうや。」
僕たちは歩き出した。
