学校帰り、眩しい夕焼けがピンク色の目を照らす
私はしなの、とある高校に通っている平凡な女子学生
しなの
えっと、今日は遅くなる…っと…
スマホに文字を入力しながらゆっくりと道を歩く
輝
おっ、しなのじゃん
しなの
げっ…輝…
輝
なんだよその反応、もっと喜べよ…
しなの
あんたと会うのもう慣れてんの
輝
残念残念
輝
てか今日家行っていい?
しなの
急過ぎでしょ、なんで?
輝
暇なんだよ
輝
すること無くてさー
しなの
まあ今日親いないからいいけど
しなの
泊まりは無しだからね?!
輝
わかってるよ
しなのの家にて
輝
お邪魔ー
しなの
どうぞ
輝
へー意外と綺麗
しなの
意外とってなによ意外とって
しなの
お菓子持ってくるから部屋行ってて
しなの
2階
輝
りょーかい
しなのの部屋
輝
(すげー女の子って感じ…)
輝
(なんかいい匂いするし…)
輝
勃つな…
あるものが視界に入る
輝
ん…なんだこれ
しなの
ごめんごめん、遅くなっちゃ…
しなの
った?
輝
しなのちゃんー?これなにかな?笑
しなの
まってまってまって返して返して
輝
だめ
輝
なんでこんなの持ってんの?
しなの
ッ〜……
かくかくしかじか
しなの
お願いだからこのことは誰にも…
輝
…
輝
俺の言う事なんでも聞いてくれるんだったら
輝
内緒にしてあげてもいいかなー?
私の顔を覗き込みながら言った
しなの
わ、わかったなんでもする
しなの
何でもするから言わないで…
輝
…よく言った
輝
じゃあ早速聞いてもらおうかな
しなの
え…もう?