主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
琴音
主
主
主
主
主
主
主
琴音(昔)
主
主
主
主
琴音
主
主
主
主
主
主
主
主
琴音
主
主
主
主
主
主
主
主
琴音
琴音
琴音
※突然バチくそ重いです
琴音
琴音
琴音
そんなことを思いながら、 私は雨の音すら聞けないこの体で、 ひとりぼっちの夜を歩いていた。
私は雨倉 琴音。
母、父、私、妹の普通の家族であった。
私が車にはねられ 耳が聞こえなくなるまでは
私は昔からよく妹の音葉と比べられてきた。
可愛くて、なんでも出来て、みんなに愛されるような優しさを音葉は持っていた。
だが私は妹と違い、泣き虫で愛嬌もない。
さらに10歳の頃 耳が聞こえなくなり --私は利用価値のないゴミになった--
その頃から暗い物置部屋に閉じ込められるようになり、 日々のストレスを解消するために毎日殴られるようになった。
クソババア
クソババア
琴音(昔)
クソババア
クソババア
琴音(昔)
琴音(昔)
私はキラキラの笑顔で両親に褒められる音葉を遠くで見つめることしか出来なかった。
音葉
琴音(昔)
音葉
音葉
琴音(昔)
それでも、この生活に耐えられたのは私の友達―シウがいてくれたからだ。
シウは、音葉がお母さんたちに教わっていた "精霊召喚"?というのを真似してやってみたときに召喚した。
今では3年以上一緒にいるため、とっても仲良しで心の支えになっている。
昔.....とても仲の良かった子がいた。
私と同じ事故で聴力を失ってしまった子。
その子、りーちゃんとはずっと一緒に遊んでいた。
"翠月 璃音(すいげつ りおん"
それがりーちゃんの本名。
翠月家ってところの子らしい。
あの時からずっと会ってないや。
また会いたいな....
どこにいるんだろう、
そんな生活が続いて3年
相変わらず私は物置部屋にいた。
クソババア
クソババア
クソババア
クソババア
クソババア
クソババア
琴音
クソババア
琴音
クソババア
クソババア
クソババア
琴音
琴音
そこには、いつまでも空っぽのままの心と、ぽつんとたたずむ自分しかいなかった。
帰るあても行くあてもない私は、車が帰っていった方向とは逆向きに歩き出した。
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