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テラーノベル(Teller Novel)

作者

こんにちは、作者です!

作者

あぁ、教習所の授業疲れた…。

作者

朝から三連続はしんどいて…。

作者

それでは、第二十三話スタート!

伏黒恵

…!

釘崎野薔薇

アンタって、本当にバカ野郎よ。

釘崎野薔薇

私達が、いつ!

釘崎野薔薇

アンタなんか居なくてもいいって言った!?

釘崎野薔薇

アンタなんか消えた方がマシだって!

釘崎野薔薇

そんな事、ひと言も言ってないわよっ!

伏黒恵

…っ。

伏黒恵

で、もッ…

釘崎野薔薇

あ"〜ぁ、もう!

釘崎野薔薇

グイッ…

伏黒恵

…っ!?

釘崎野薔薇

いい!?

釘崎野薔薇

いくらあのバカ目隠しが何と言おうと!

釘崎野薔薇

私達はアンタの側から離れる気なんて、さらさら無いから!

伏黒恵

…!

釘崎野薔薇

というか、アンタだって知ってるでしょ!

釘崎野薔薇

自分の周りに、当たり前の様に居た人間が。

釘崎野薔薇

突然いなくなった時の苦しみや悲しみ!

釘崎野薔薇

アンタだって体験したでしょうが!

伏黒恵

そ、れはッ…

釘崎野薔薇

まぁ、それはあのバカ目隠しの作戦みたいだったけど?

虎杖悠仁

ゔっ…

虎杖悠仁

…あの時は、マジですみませんでした。

釘崎野薔薇

次死んだら、アンタの事呪ってやるから。

虎杖悠仁

えっ!?

釘崎野薔薇

(´Д`)ハァ…

釘崎野薔薇

アンタも、コイツが居なくなって、
いい気はしなかったでしょ?

伏黒恵

……

伏黒恵

…でも、俺は__

釘崎野薔薇

パチンッ…!

伏黒恵

…っ!

釘崎野薔薇

まだ言わなきゃ分かんないの?

釘崎野薔薇

私達は、アンタに死んでほしくないの!

釘崎野薔薇

お前にとって、私らはどんな存在かは知らん。

釘崎野薔薇

けどね。

釘崎野薔薇

大事な仲間が死にそうになってるのを。

釘崎野薔薇

黙って見過ごすような。

釘崎野薔薇

そんな冷たい人間なんかじゃないの。

伏黒恵

…っ。

伏黒恵

ポロポロ…

釘崎野薔薇

……

釘崎野薔薇

…それと、その腕の傷。

伏黒恵

ビクッ…

釘崎野薔薇

……

釘崎野薔薇

スッ…

釘崎野薔薇

…痛かったわよね。

伏黒恵

ぇ…

釘崎野薔薇

ずっと、一人で耐えてきたんでしょ?

釘崎野薔薇

苦しいのも辛いのも全部我慢して。

釘崎野薔薇

誰にも言えないまま。

釘崎野薔薇

全部、一人で抱え込んで。

釘崎野薔薇

自分で自分を、傷つけてたんでしょ。

伏黒恵

…っ。

釘崎野薔薇

どうして、こうなる前に言わないの。

釘崎野薔薇

…って、言いたい所だけど。

釘崎野薔薇

意外と人間って、そういう感情や物事を上手く言葉にして表せない物なのよね。

釘崎野薔薇

だから、こうやって自分を傷付けたり。

釘崎野薔薇

苦しい事から逃げようとして。

釘崎野薔薇

…自殺をする人達も、たくさんいる。

伏黒恵

………

伏黒恵

ふ、たり、は…。

伏黒恵

…ひ、ぃ、たり…しない、の、か?

伏黒恵

…この、傷を、見て。

釘崎野薔薇

はぁ?

釘崎野薔薇

何をどうすれば、そういう結論に至るわけ?

伏黒恵

ぇ…

釘崎野薔薇

さっきも言ったでしょ。

釘崎野薔薇

人間って、上手く物事や感情を上手く話せないから、全部抱え込もうとするんだって。

釘崎野薔薇

別に、汚いなんて思ってないわよ。

釘崎野薔薇

この傷は、アンタが今まで自分に向けてきた感情や悩みなんでしょ?

釘崎野薔薇

それも、こうなる前に、私達に言えたかもしれないはずなのに。

釘崎野薔薇

でも、アンタはそれをしなかった。

釘崎野薔薇

それは別に悪い事じゃないわ。

釘崎野薔薇

それだけ、アンタが一人で耐えて来た証だもの。

伏黒恵

…っ、そんな、ことッッ…

釘崎野薔薇

あるの。

釘崎野薔薇

…伏黒。

釘崎野薔薇

ヨシヨシ(。´・ω・)ノ゙

伏黒恵

…!

釘崎野薔薇

…よく、頑張ったわね。

釘崎野薔薇

大丈夫よ。

釘崎野薔薇

アンタはもう、十分強いんだから。

伏黒恵

……ッッッ!!!

伏黒恵

ポロポロ…

伏黒恵

ふッ、うぅっ…

釘崎野薔薇

泣き方、下手くそかよ…。

伏黒恵

ふッ、うぁぁっ…

虎杖悠仁

(;˙꒳˙ 三 ˙꒳˙ 三 ˙꒳˙;)

虎杖悠仁

伏黒、俺のハンカチ使って!

釘崎野薔薇

いや、アンタが拭いてあげなさいよ。

虎杖悠仁

あっ、それもそうだな。

虎杖悠仁

フキフキ (;・д・)⊃▧

虎杖悠仁

ヨシヨシ(。´・ω・)ノ゙

虎杖悠仁

伏黒、よく頑張ったな!

虎杖悠仁

俺達がいるから、もう大丈夫!

虎杖悠仁

ちゃんと全部、受け止めるから!

伏黒恵

ポロポロ…

伏黒恵

…っ、ごめッッ…

釘崎野薔薇

ば〜か。

釘崎野薔薇

こういう時は、ごめんじゃなくて。

虎杖悠仁

ありがとうで、いいんだよ!

伏黒恵

…!

伏黒恵

ポロポロ…

伏黒恵

ふッ、うぅっ…

伏黒恵

…っ、あ、り、が…とッッ…

虎杖悠仁

どういたしまして!

釘崎野薔薇

ったく、こうなる前に言えっての。

虎杖悠仁

その理由、さっき自分で言ってなかった?

釘崎野薔薇

まぁ、そうなんだけど。

釘崎野薔薇

…って、伏黒、何か顔赤くない?

虎杖悠仁

え?

伏黒恵

はぁ、はぁっ…

虎杖悠仁

ピトッ…

虎杖悠仁

ホントだ、伏黒、熱あるよ!?

虎杖悠仁

しかも結構、熱高いんじゃないかな…。

釘崎野薔薇

嘘?

伏黒恵

はぁ、はぁ…っ、ゲホッ、ゲホッ…

シャー…

家入硝子

伏黒、大丈夫そうか?

虎杖悠仁

あ、家入先生!

虎杖悠仁

伏黒、今熱あるっぽくて…。

虎杖悠仁

この感じだと、結構熱高いかも…。

家入硝子

分かった、後は私に任せて。

虎杖悠仁

うっす!

伏黒恵

はぁ、はぁっ…

釘崎野薔薇

…しんどそうね。

虎杖悠仁

…うん。

虎杖悠仁

…俺達、水とか色々準備してきます!

家入硝子

すまない、助かるよ。

虎杖悠仁

釘崎も行く?

釘崎野薔薇

当たり前よ。

釘崎野薔薇

じゃ、伏黒のこと、お願いします!

家入硝子

あぁ、任せて。

ガラガラ…

伏黒恵

ポロポロ…

伏黒恵

ふッ、ぅッ…

家入硝子

……

家入硝子

…やはり、限界だったんだな。

作者

はい、ここで第二十三話は終了です!

作者

いかがでしたか…?

作者

結構長くなってしまったかも…。

作者

ごめんなさい💦

作者

では、次回もお楽しみに!

作者

またね!

もっと頑張るから…。

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コメント

10

ユーザー

あれ…なんでだろう…さっきから涙が止まらない…次の話、次の話事に涙が出てくる…続き待ってます

ユーザー
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