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コメント
1件
新しい作品!!ありがとうございます!書き方上手でいつも見てます! これからも頑張ってください!
ゆら🎲🐤
ゆら🎲🐤
⚠水赤⚠ ⚠赤病み⚠ ⚠死ネタあり⚠
「死にたい君へ_。」
ゆら🎲🐤
りうら
息を吐くと息が白くなるような とても寒さがきつい冬。
冷たい潮風が頬を擽り、りうらを嘲笑う。
"死にたい。"
そう思って、自殺の方法を考えた。
線路は…他の人に迷惑をかけてしまう。
ビルから飛び下りても、迷惑をかけてしまう。
だから…馬鹿な自分の頭で、よく考えた。 自分なりに頑張って考えた。
自分なんかの為に、他人に迷惑は掛けたくない。
だから、この広くて冷たい海を選んだ。
りうら
思わず、涙が出そうになってしまう。
この世界は、 生きるだけで辛いらしい。
休みたくても、休めない。 止まることが怖い。
だから…
りうらは今から この海に_。
ほとけ
りうら
広くて蒼い海を見つめていると、後ろから急に声を掛けられ、びっくりしてしまった。
りうら
ほとけ
りうら
りうら
言える…訳がない。
死ぬ為に此処に居る…だなんて,,。
りうら
思わず、涙が出てしまう。
大きい波の音で、自分の泣き声が打ち消される。
ほとけ
ほとけ
りうら
りうら
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
りうら
りうら
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
意味…わかんない。 でも、嬉しい。
コロコロと子供のように感情が代わる君は、とても年上とは思えなかった。
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
死のうと思っていたけど、予定ができてしまったみたい。
今じゃなくても…いつか死ねるよね。
りうら
りうら
ほとけ
ほとけ
りうら
誰だか解らないけど、 この人は優しい人。
なんの根拠もない。 ただの自分の直感だ…。
だけど、その直感を…信じてみるのも一理有りだと思った。
りうら
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
どうせ、死ぬし。 もう貯金なんて要らないや。
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
君とカフェで過ごす時間は、いつもの辛い日常を忘れてしまうほど、死のう。って思うことを忘れてしまうほど、楽しかった。
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけっちになら、話せる気がした。
これも、何の根拠もない。 ただの自分の直感だ。
りうら
りうら
ほとけ
りうら
りうら
ほとけ
りうら
りうら
ほとけ
優しく頷きながらりうらの話を聞いてくれた君。
りうらに共感して、寄り添ってくれた君。
全部が優しくて、嬉しくて。
独りじゃないんだよ。 って教えてくれてるような気がする。
ほとけ
ほとけ
りうら
それは、りうらが一番欲しかった言葉。
欲しくて、欲しくて堪らなかった言葉。
誰かに "死にたい。" と言っても
生きろ。 死んだらだめ。 もっと辛い人も居るんだよ。 ってね…,,っ、
違うじゃん…ッ,,
欲しい言葉は違うの…ッ,,
解って貰えなくて、 余計辛かったんだよ…ッ,,
でも、今、 解って貰えたような気がしたんだ_。
りうら
ほとけ
ほとけ
りうら
りうらとほとけっちが頼んだホットの抹茶ティーラテが冷えるくらいの時間。
ずっと君はりうらの話を聞いてくれた。
りうら
ほとけ
君に話を聞いて貰って、少しは楽になった気がする。
だけど、やっぱり…,,
りうら
ほとけ
つい自分の本音が漏れる。
それに共なり、沈黙が続く。
ほとけ
りうら
りうら
ほとけ
りうら
りうら
ほとけ
りうら
あれ、意外と呆気なく死ねるのかな…??
何だろ…何だろう…,,
止めて欲しい訳じゃない。 でも…何か…,,違う。
こんな面倒くさい自分も大嫌い。
Next.. ♡×500_。