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ソウヤ

あれ?草むらのところにおもちゃを落としたのと思ったのにな。あっ!見つけ...

カラスが来てガシッとおもちゃをくわえた。

カラス

カ〜!カ〜!

ソウヤ

あっ!カラス!僕のおもちゃ持って行くなぁ!

ソウヤ

あのカラスが行ったところって...どうしよう.....困ったなぁ〜。

場面は変わり...

飯田直幸

はぁ...疲れた...なにか癒せるものが欲しいな.....やっぱりペットかな?

飯田直幸

でも。疲れそうだな...そうだ。ペットが依頼に役に立つと考えればそこまでじゃないな...

飯田直幸

もしも飼うなら、鳥の方がいいな。犬より賢そうだしな...

ガチャッ...

飯田直幸

よし、久々の依頼だな...

ソウヤ

なんでも屋ってここであってますか?

飯田直幸

ぐっ!(また、勘違いして来た野郎がっ!しかもまだガキじゃねぇか!)

飯田直幸

おいガキ。お前みたいなのがここに来ちゃあ行けないんだよ。教育に悪いからな。

ソウヤ

え〜と。なくなったおもちゃを探して欲しいんですけど...

飯田直幸

.....(話聞けや)

ソウヤ

あのぉ。

飯田直幸

(だが..ここで断っては俺の面目が潰れる!でも...まぁ、所詮ガキだ。どうとでもできるだろう...)

飯田直幸

.....よし、わかった引き受けよう。

ソウヤ

(あの、間はなんだったんだろう...)

飯田直幸

で。報酬は?

ソウヤ

えぇと。僕のお宝!

飯田直幸

ほう...いいだろう。

ソウヤ

じゃあ。行こう!

池田大山市の大嶽町(おおたけちょう)という町に来た。

飯田直幸

.....遠すぎる

ソウヤ

そう?

飯田直幸

ここに住んでると感覚が狂うのか?久々に筋肉痛になりそうだ。

ソウヤ

こんなの日常だよ。

飯田直幸

やべぇな。

ソウヤ

ここには学校がないから中心街に行かないといけないんだよ。

飯田直幸

そりゃ。大変だな。

ソウヤ

とりあえず!おもちゃ探しに行こう!

飯田直幸

そういや。おもちゃってどんなのだ?

ソウヤ

え〜と。銃!

飯田直幸

へぇ、最近のガキは怖いな。

ソウヤ

ガキじゃない!

飯田直幸

ガキはガキだ。

ソウヤ

僕にはソウヤっていう名前があるんだ!

飯田直幸

.....じゃあ、ガキだ。

ソウヤ

.....(💢)

飯田直幸

おい。なにボサっとしてんだ。探すぞ。

ソウヤ

わかったよ。

草むらに着いた。

飯田直幸

ん?場所がわかっているのか?それなら親と一緒に探せばいいものを。

ソウヤ

この草むらじゃないんだよ。

飯田直幸

じゃあ、なんでこっちに向かって走って行った?

ソウヤ

おもちゃがなくなった場所はもっと奥の阿鼻山(あびざん)のところだと思うんだ。

飯田直幸

なんだって?阿鼻山だと?

飯田直幸

山の探検家のベテランでも登ることができなかったとされる、あの阿鼻山?近くにあるのは景色を見てわかったが、まさか池田大山市にあるとは...

ソウヤ

その阿鼻山であってるよ。

飯田直幸

え?それでそこにおもちゃを落としたと........やべぇな。ガキ...

ソウヤ

いや!違うよ!おもちゃをカラスに取られたんだ!それで、そのカラスが阿鼻山の方向に向かっていたのを見たから!

飯田直幸

思うよってそういうことだったんだな。

ソウヤ

うん。

飯田直幸

ん?だが、阿鼻山は気圧が狂い、霧がかかっている。なんなら、不安を引き起こす渦、カルマン渦だって発生するんだぜ?

飯田直幸

さっきの山の探検家のベテランはそれのせいで登れなかったんだ。

飯田直幸

それなのにカラスが気圧による様々な症状に害さず、霧のせいで見えないのに真っ直ぐ飛ぶことができるとでも?

ソウヤ

実際見たんだ!

飯田直幸

....それはもしかしたら、池田大山市の大妖怪「田濡窯之神」かもな。

ソウヤ

飯田直幸

田濡窯之神(たぬかまのかみ)。昔にカラスに化け、雨を降らなくさせ、作物を枯れさせたと言われる大妖怪だ。悪さをしたせいでこの阿鼻山に封印されたと書かれていた。

飯田直幸

それが本当だったとは.....

ソウヤ

でも、なんで封印が解けちゃったのかな?

飯田直幸

それはわからんが、多分そこになんらかの衝撃が入ったんだろう。じゃなきゃあ、出れるはずがない。

ソウヤ

そうか...

ソウヤ

でも!どうやって行くの?

飯田直幸

確証はないがその大妖怪が、気圧を操作し、霧を出し、カルマン渦を発生させているのだろう。それで考えるとおもちゃを取り返すのは不可能!

ソウヤ

え!

飯田直幸

流石の俺でもやばい。

ソウヤ

そうか...

飯田直幸

だが、封印から醒めてまだ日は短いと思う。

ソウヤ

なんで?

飯田直幸

空の天候を変えることができるような大妖怪だぞ?だが今は自分の住処のところしか変えることができていない。てことは力がまだ完全に戻っていないことになる...

飯田直幸

....5分だ。

ソウヤ

え?

飯田直幸

5分と言ったんだ。あの大妖怪が全力ではないならいける。これに5分のタイマーをつけた、それが鳴ったら連絡して欲しい。そしたら俺が全力を使って脱出する。

ソウヤ

わかった。

飯田直幸

じゃあ。行ってくるわ。

軽々と阿鼻山を登って行く。

飯田直幸

(これはきちぃな。訓練されてないやつにしては登った方だぜ、山の探検家のベテランさんよぉ。)

飯田直幸

(確か、阿鼻山は中心に近づくていくとドンドン、気圧がやばくなるはず。早く依頼を完了させないと。)

中心へ降りる 残り4分

飯田直幸

おい!田濡窯之神さんよぉ!ここにいんのか?

飯田直幸

(それにしても深すぎる。)

飯田直幸

(どの依頼よりきついかもしれない)

何かの前に立つ

飯田直幸

ん!?なんだ!これは!

飯田直幸

(でかい扉だ!多分オモチャはここにある!開けてやる!)

扉はびくともしない

飯田直幸

なんだ!これは銅より重いぞ!

飯田直幸

だが、初任務よりかは、こんなの朝飯前だ!

飯田直幸

軽く130tは超えているが、まぁいけるだろ。しょうがねぇ。全力でぶち壊す!

扉を蹴った...そしてその扉は吹き飛ばされた

飯田直幸

ふぅ...キツイが。もっと上のもんなら全力じゃなくてもいけるな。

残り3分

カラス

ケケケ、ようきよったな。

飯田直幸

せめて笑い声どうにかしてくんねぇか?まぁいい。ようやくあったな。先祖の仇なんて本当はやりたかねぇが、しょうがねぇんだわ。依頼だからな...田濡窯之神さんよ。

田濡窯之神

ふっ。先祖?知らんな。我は強いやつなら覚えていると思うが、我は貴様の先祖なぞ微塵も記憶にない。飯田直幸よ。

飯田直幸

おいおい。やっぱ記憶してんじゃねぇか。しかも、わざわざその何代も超えた孫まで記憶させているとは。

田濡窯之神

貴様で末代だ。

飯田直幸

そうかよ。

飯田直幸

とりあえず戦おうぜ。

田濡窯之神

そうだな。

一方その頃... 残り2分

ソウヤ

あの、おじちゃん大丈夫かな〜?助けに行きたいけど、僕じゃ足手纏いになるだけだしなぁ。

ソウヤ

あっ!そうだ!たぬきかまぼこのかみってやつのことに調べよう!なにかわかるかも!

場面は戻る

田濡窯之神

所詮は弱小な人間だな。

飯田直幸

くそっ!扉の時に力を使いすぎた。

飯田直幸

オラッ!

田濡窯之神

遅い。空気弾!

飯田直幸

ぐっ!やっぱ、人と妖怪はちげぇな。ここまで訓練した人間でさえも妖怪に勝てぬとは。

飯田直幸

(よし。騙されてやがる。俺はまだ全力を出し切っていない。あのガキに動きがあれば俺は力を使うからな、なんかしろ!ガキ!)

場面がまた切り替わる

ソウヤ

そうなのか!わかったぞ!早速おじさんに電話しないと!

プルルルルルルル ピッ

飯田直幸

どうした!ガキ!

ソウヤ

たぬきかまぼこのかみの弱点がわかったよ!

飯田直幸

たぬきかま...まぁいい。教えろ!

ソウヤ

水だ!

飯田直幸

水か!ありがとな。ガキ!

ソウヤ

ガキじゃないソウ...

電話を切った

飯田直幸

田濡窯之神よぉ。これで勝てるってもんだ。

田濡窯之神

だがその水はどこにある?

飯田直幸

そんなのよ。この水鉄砲に入ってるんだぜ!

田濡窯之神

っ!いつのまに!

飯田直幸

空気弾で飛ばされた時だ。

田濡窯之神

くっ!

飯田直幸

これで終わりだな。田濡窯之神!

田濡窯之神

.....

飯田直幸

お前は元人間で家が貧乏だったからまともな食べ物も食べれなかった。そんなお前にも救いがあった、それは弟だ。どんなことがあっても着いて来てくれる唯一の相棒だった。

飯田直幸

そんなある日、お前が少し目を離した瞬間、弟が水を飲んだ。だが。その水は.....

田濡窯之神

それ以上言うな...っ!

飯田直幸

鉱山から出た鉱毒が大量に含有した死の水だった。それから弟はすぐに死んだ。んで。お前は弟を失った悲しみから自分を呪い、妖怪と化した。

飯田直幸

お前がなぜ水を嫌うのか、今考えた。多分だが、水を見たり、音を聞くとあの日のことを思い出すんだろ?あの時に弟を救えなかったことを。

田濡窯之神

ぐあぁぁぁぁぁ!

飯田直幸

やっぱりか。

飯田直幸

俺も似たようなことを経験したことがあるからよくわかる。妖怪になれるならなりたいもんだ。

田濡窯之神

だが、なぜ貴様はそんなに普通に生きれているのだ!

飯田直幸

支えてくれるやつらがいたからだ。そいつらがいなかったら俺もとっくに羽が生えているだろう。

田濡窯之神

支えてくれる者か...

飯田直幸

お前にもわかるだろ?

残り1分

田濡窯之神

....

飯田直幸

じゃあよ。お前、俺の相棒になってみる気はないか?

田濡窯之神

なにを言っている。

飯田直幸

そしたらよ。お前が俺を支え、俺がお前を支えることができる。すると、失った悲しみは消えないかも知れないが、多少はマシになるんじゃないか?

田濡窯之神

貴様になにができる?

残り50秒

飯田直幸

なにも出来ねぇが、そばにいることはできる。

飯田直幸

人間の寿命は短けぇが、その一瞬のひと時だけでも孤独を紛らわして欲しい。

田濡窯之神

そうか...

残り40秒

田濡窯之神

なら、勝ってみろ!

飯田直幸

やっぱ、そうなるよな!

田濡窯之神

空気弾!

飯田直幸

霧のおかげで見えるんだぜ!

ガチャッ!

飯田直幸

くらえ!最近のおもちゃをよ!

残り30秒

田濡窯之神

ふん!気圧を変えて捻じ曲げてやる!!!

飯田直幸

おいおい。どこ向いてんだ?

田濡窯之神

なに!我の背後に!

飯田直幸

これなら当てれるよな!

田濡窯之神

なっ!

ピュ〜〜〜バチャン!

田濡窯之神

ぐあっ!うぅぅぅぅ!

飯田直幸

完全に勝てたわけじゃないがこれでいいだろう。

残り20秒

飯田直幸

流石にキツイな。こいつ抱えながらだと。

飯田直幸

中心は抜けたが...頭がクラクラして来た...

残り10秒

飯田直幸

やばい。脱出する力がない...

残り0秒

ソウヤ

タイマーが鳴った!

プルルルルルルル

ソウヤ

あれ?電話に出ない。まさか!

田濡窯之神

ふぅ。疲れたわい。力、全部使いおって。

ソウヤ

おじさんとあなたは誰?

田濡窯之神

すまんな。おもちゃを取ってしまって。

ソウヤ

もしかして、たぬきかまぼこのかみ?

田濡窯之神

たぬきかま...まぁ、そんなとこじゃ。

ソウヤ

おじさんはどうしたの?

田濡窯之神

こやつ、疲れておるから家に帰してくる。じゃあ。またの。小僧。

カラス

カァ〜カァ〜!

田濡窯之神はカラスになり店に来た

飯田直幸

んっ。ふわぁぁぁ。

カラス

どうじゃ?

飯田直幸

カラス!?いや田濡窯之神か。

田濡窯之神

そうじゃ。これから相棒じゃからの。

飯田直幸

そうだな!これから相棒兼家政婦兼ペットとしてよろしくな!

田濡窯之神

(相棒になったことに早々、後悔してきた)

第二話終わり

殺し屋の非日常的体験談

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