垂直落下

まるで馬鹿な子供みたいに泣いていた

『このまま放っておいたら

壊れてしまうだろう？』

俺は逃げてしまった。

あれから学校に行けなくなった

海麗と一切連絡を取っていない。

海麗の泣き顔を見て、

古い傷が傷んだ…

幼い頃、

俺たちは約束を結んでから

毎日楽しく遊んでいた。

そんなある日に、

それは起きた。

ﾄﾞｽｯ

その瞬間、俺は芽也に突き飛ばされた。

俺は近くにあった花壇に強く頭をぶつけてしまった。

今、僕はどうなっているんだろうか

俺を呼びながら泣いている声が

微かに聞こえてきた。

その花を渡された後、

海麗は僕を避けた。