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その話を聞いた時、私は何かを失った気がした。
なんだろう。胸が苦しい…
私の恋は片思いで終わった…
｢かずみの事が好きだった｣
ずっと響いている……
あきら
ぉ…
あきら
おぃ…
し、失恋…？
あきら
おい！聞いてるのか？
はのん
はっ…！！
はのん
す、すいません！
あきら
体調悪いのか？
はのん
い、いいえ…
あきら
そ、そうか。
あきら
どうだ？手紙。届けれそうか？
はのん
あ。。はい…
あきら
おぉ！ありがとな！
あきら
あ、手紙！絶対見るなよな！？
はのん
わ、分かってますよー…笑
あきら
よし！ならよろしくな！
はのん
はい…！
どうしよう。なんて言って渡そう
17時30分…
かずみの家の前。
はのん
ポストにいれたらいいか。
カコン…
はのん
帰ろう…
かずみ
いってき………ぁ……
はのん
……？なにか聞こえた。
ガチャ…
かずみ
あ、あれ？？はのん？！
かずみ
どうしたの？？
はのん
い、いや！なんにもないよ！帰ってただけだよ
かずみ
そうなんだ！にしては遠回りだけど？
はのん
今日学校早かったし、久しぶりに遠回りしようと思って
かずみ
あー！なるほどね
はやく帰りたいな……
かずみ
ごめん！今から塾だから！
かずみ
じゃあ！またね！
はのん
う、うん！
はぁ…手紙のこと言えなかった…
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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