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アリア

…皆さんの反応はともかく、アクスがこんな道化なキャラだなんて…

アクス

殿下…

アクスがため息を吐く。

ジンベエ

何を言うておる。
このキャラは作りもんじゃろぅ。

フランキー

本当の顔は俺らに向けてる方じゃねぇ。
冷酷な顔が本物ってこったろうよ。

アリア

あら、そうなの?
でもなぜそんなことを?

アクス

…"大切な物を守るため"。
とでも言っておきます。
それより陛下の元へお行きください。
俺は皇子殿下に会いに来ただけなので、これにて失礼…

…ウミちゃん、ルフィ君。
ゆっくりしていくんだよ?

アクスはそういうと気まずそうに去っていく。

ルフィ

どうしたんだ?モブ男の奴。

ウミ

腹でも減ってんのか?

会った時と雰囲気が違う事を感じた2人が不思議に思っている。

ナミ

あんた達、皆の話聞いてた?

「「へ?」」

ナミ

はぁ〜…言っても無駄だわ。
行きましょ、アリアさん。

アリア

フフッ、そうですね。

皆は少し歩き今、広間の前まで来ていた。

アリア

陛下、戻りました。

皇帝

入りなさい。

アリアの後に綺麗な声が聞こえてくる。

そして騎士達によって扉が開かれる。

アリア

陛下に謁見致します

皇帝は奥にある椅子に座っている。

『!!!!!』

麦わらの一味は皇帝を見て何故か目を見開く。

皇帝

街に出ていたと聞いたのだけど、そちらの方々は?

アリア

あ、この方々は私を救ってくださった恩人達です。

皇帝

そうか。
…我が国の皇女を救ってくれた事、感謝致します。

ナミ

こ、皇帝って言うから男の人かと思ったらッ!

ウソップ

女!?

サンジ

ちょっと待て…
あのレディ、ウミちゃんに似てねぇか?

ゾロ

そうか?気のせいだろ。

ブルック

いえ、気のせいではないですね。
髪の質感は違いますが黒髪にライトブルーの瞳…

コソコソと話している。

皇帝の見た目はセンター分けの前髪に軽くウェーブのかかったロングヘア、そして美しいほどのタレ目だ。

エール(皇帝)

私はグロウピース帝国皇帝、グロウピース・エール。
我が妹の恩人を熱く歓迎致します。

皇帝が名を"エール"と名乗る。

ロビン

皇帝陛下が私達のような下の者に敬語なんて構わないのかしら。

エール(皇帝)

皇帝だからと言って偉そうになどできません。
そこはわきまえております。

ロビン

王が全て貴女の様な人なら世界はきっと平和でしょうね。

ロビンが微笑みながら褒める。

エール(皇帝)

ありがたいお言葉感謝しますね。

ブルック

あの、エールさん。

エール(皇帝)

?なんでしょう。

ブルック

…パンツ見せてもらってよろしいですか?

ナミ

アホか!!!

エール(皇帝)

パ、パンツ?
よろしいですが…

ナミ

あんたはもっとアホか!!!

ナミがツッコむ。

騎士

なんと無礼な!

騎士がナミに声を上げる。

ナミ

ひぃ〜!ごめんなさいぃ!!!

ナミはロビンの後ろに隠れる。

ロビン

フフッ

ジンベエ

それより、自己紹介がまだじゃったな。
どうじゃ皆、自己紹介をせんか?

フランキー

おー!いいぜ!
気づくとかスーパーしびれるぜ!ジンベエ!

ルフィ

俺はモンキー・D・ルフィ!

エールがルフィの名前を聞いて、ピクリと肩を跳ねさせる。

ルフィ

海賊王になる男だ!

ルフィはニカッと笑う。

エール(皇帝)

モンキー・D…ルフィ?

エールは表情を変える。

ルフィ

そうだけどどうかしたのか?

エール(皇帝)

い、いえ、気にしないでください。

『……』

麦わらの一味のルフィとウミ以外がエールの反応に違和感を覚える。

ナミ

私はナミ!船の航海士をしてるの。

ロビン

考古学者のロビンよ、よろしく。

ウソップ

俺は"ゴッド"ウソップ!狙撃手だ!

チョッパー

俺はチョッパー!医学なら誰にも負けねぇぞ!

サンジ

俺はサンジ、この一味のコックでぇ〜す!

ゾロ

ロロノア・ゾロ…

ジンベエ

わしゃァ、ジンベエ。
操舵手じゃ。

フランキー

俺様はスーパーな船大工!
サイボーグフランキーだ!

ブルック

私は"ソウルキング"と言えばお分かりですかね?

後はウミだけだ。

エール(皇帝)

皆さん個性的ですね。
そして、貴女は?

エールはウミを見ながら尋ねる。

ウミ

私はモンキー・D・ウミ!
四皇になる女だ!
そしてルフィの妹なんだ。

ウミがニカッと笑う。

エール(皇帝)

!!!…ルフィにウミ…

エールは懐かしむような眼差しで2人の名を呼ぶ。

「「???」」

アリア

お姉様?

アリアもエールの反応に気づいたのだろう。

エール(皇帝)

…ルフィさん、ウミさんのご両親は?
それから出身地は?

エールは2人に確かめるように質問攻めをする。

ルフィ

母ちゃんは知らねぇけど

ウミ

父ちゃんは"ドラゴン"って名前だったよな?

『!!!!!』

エール、アリア、騎士達は目を見開いていた。

アリア

ドラゴンさんって…

アリアはそう呟くとエールに視線を移す。

エール(皇帝)

……貴方達は革命家ドラゴンの子で…
海軍中将、ガープの孫…ですか?

ウミ

おう!そうだぞ!

ルフィ

よく知ってんなぁ!

エール(皇帝)

知っていますとも。
…会えて良かった。

エールはうるうるしながら優しく微笑む。

ルフィとウミ以外の麦わらの一味は少し様子が変だということ、そしてその変な様子に少し混乱していた。

『皇子殿下!お止め下さい!お身体に障ります!部屋にお戻りください!』

扉の向こうが騒がしい。

何かあったのだろうか。

『???』

部屋の中の全員が何事かと混乱している。

そして扉が大きく開かれる。

???

エール!

細く、見た目からして体調な悪いであろう男性がエールの名を呼ぶ。

エール(皇帝)

皇子殿下、何をなさっているのでしょう。
身体に障ると言われていたようですが無視をしてこちらへ来たと?
部屋に戻りお休みください

エールはその男性を"皇子殿下"と呼ぶ。

ナミ

皇子殿下?

皇子

エール!今すぐに強力な護衛を付けろ!

エール(皇帝)

何をおっしゃいますか。
私にはアクスという強い部下も居ます。

皇子

アクスだけじゃお前を守れない!

エール(皇帝)

お兄様!
なぜッ、ジークレインお兄様の親友であるアクスを信じないのですか!?

皇子の名は"ジークレイン"。 エールの兄だ。

フランキー

…修羅場だな。

ブルック

修羅場ですね。

ジークレイン

頼む、この通りだ…!

ジークレインが頭を下げる。

エール(皇帝)

…はぁ〜…皇子殿下、皇族としての自覚をお持ちください。
そう簡単に下げていいほど貴方の頭は軽くありません。

ロビン

彼女、人の事言えないわね

エールはジークレインに歩み寄り身体を支える。

エール(皇帝)

皇子殿下がそこまで懇願するなら従うしかないでしょう。

ジークレイン

いつも、すまない…エール。

エール(皇帝)

今更何を…いつもの事です。
ですが誰に頼むのです?
この国にアクス以上に強い者など居ないでしょう。

ジークレインが麦わらの一味に目をやる。

エール(皇帝)

お兄様、まさか…!
この方達に頼むのですか!?
それだけは…!

???

私もこの者達な頼むのに異議はない…

開かれた扉から透き通るような声がした。

そこにはシンプルで気品溢れるドレスを身に纏う高齢の女性が居た。

『!!!帝国の月、皇太后陛下にご挨拶申し上げます。』

エール達が口を揃えて言う。

皇太后

楽にしなさい

エール(皇帝)

皇太后陛下、私はこの者達を護衛につけるのは反対です。

ルフィ

俺もヤダぞ!
俺達は海賊だ!ヒーローじゃねぇ!

皇太后

ではソナタの好きな物を与えよう。
肉でも良いぞ?

ルフィ

肉!?

『嘘だろ!?肉で釣られるのかよ!』

麦わらの一味がツッコむ。

ウミ

私達、海賊に頼むんじゃなくて海軍に頼むのが常識なんじゃねぇか?
偉い奴なんだろ?お前ら。

皇太后

…確か、お汁粉もあった気がァ…

ウミ

よし!その話ノッた!

『お前もか!』

皇太后

では決まりですね。
よろしくお願いしますよ?
ルフィ、ウミ。
そしてお仲間の皆様。

そう言うと皇太后は部屋を出て行った。

ウミ

てかなんで私とルフィの名前知ってたんだ?

必要じゃないかもしれないけど、 皇太后の写真?絵?は若い時のって事でwww

ルフィの妹のお話

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コメント

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ユーザー

6から101にしたよー! 後アイコンの変え方が分かって変えたよーん 頑張れーん📣('ᴗ' )و💕

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