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テラーノベル(Teller Novel)

途中、シーン切り替えるの忘れてた 部分があります…すみません

えむ

通話終了

通話
00:00

寧々

『えむ!何かあったの?』

えむ

『うん!なんか、天井から液体が流れてて…機械がビリビリ言ってる!』

『嗚呼それと、そうゆうのはスタッフとどうにかしてるからもう大丈夫だ!後始末はスタッフに任せて、オレらはとりあえず部屋に戻るぞ』

寧々

『うん、わかった!』

寧々

類、部屋に戻るって

…わかった

えむ

『後でねー!』

えむ

通話終了

通話
02:01

ホテルの部屋

にしても、全員怪我無しで良かったな

寧々

うん、本当に良かった……

一瞬、アクション映画でも始まったのかと思ったよ

えむ

うーん……

寧々

…えむ、どうしたの?

えむ

だって、このままだったらショーが出来ないんじゃない?

えむ

ステージも機械も大変なことになっちゃってるし……

…確かに、ショーをするののは難しそうだね

演出的にも危険な状態でショーだなんて無茶だ

じゃあ、ショーは諦める……のか?

…それがいいと思うけれど

ステージが使えない今、どうやってショーをやるんだい?このホテルや近場には、ステージやお客さんが集まってくれる場所なんか……

えむ

じゃあ、みんなでショー出来ないの?

寧々

…残念だけど、今回はどうしようもないわね

寧々

私たちはこのホテルでの宣伝大使を頼まれただけだし……

……っくそ

なぁ、どうにかショーをする方法は無いのか?

ステージも機材もない状態で、どうやってやるつもりだい?

それもそうなんだが……

……

それで、えむくんのお兄さんにはどう伝えるつもりなんだい?えむくん

えむ

え?!わ、私は…

えむ

……

寧々

……とりあえず、話は後で伝えよ。1人で考える必要ないから

えむ

うん……

えむ

(…ステージも機材も、何も無くてもステージができる方法……みんなが持ってるのは、衣装と道具だけ……)

えむ

(どうしよう……私、今回のショーは諦めた方がいいのかな?)

えむ

(みんなの笑顔を見れないまま、帰っちゃっていいのかな?)

1時間後

えむ

……

えむ、さっきから何を調べているんだ?

えむ

わぁっ?!…あ、司くん!見てみて!これ、幼稚園のお遊戯会の動画なんだけど……

お遊戯会?何故学芸会ではなくわざわざ…というか、なんで今見るんだ!……ん?

……これは!

流石えむ!でかしたぞ!

えむ

(伝わったみたい!良かった!…後は、類くん達が納得してくれるかだけど…お兄ちゃんにも言わないとだなぁ……でも、これでどうにかなるなら……)

…ステージじゃなくてもショーは出来る?

嗚呼!田舎のスーパーやデパートでよく戦隊モノのショーをやってるだろう?!あれみたいに簡単なステージなら作れるし、ステージが無くても一定の場所でならショーは出来る!

それなら、最小限の機材で出来る!

ショーは完璧じゃなくても笑顔は届けられるだろう?!なら、これでもショーは……

……

それは素晴らしいね!原点に戻るというのは僕の発想にはなかったよ!誰かこの案を……

えむだぞ!

えむくんかい?!

えむ

そうだよ!

素晴らしいよ!先程調べて見ていたのはお遊戯会かな?

えむ

ナ、ナゼソレヲ……

音を聴けばわかるさ!何をしているかと思えばそうゆうことだったんだね!さぁ!スタッフさんに伝えに……

寧々

私、置いていかれてるんだけど…そうゆうことなら、賛成

えむ

それじゃあ、私はお兄ちゃんに伝えるから類くんと寧々ちゃんはスタッフさんのところに行ってきて!司くんは私のお手伝いしてくれる?

嗚呼、アドバイスなら任せろ!

えむ

よーし!じゃあ!

えむ

通話終了

通話
00:00

えむ

『お兄ちゃん〜!えむだよ!』

えむ

『宣伝大使のやつのことなんだけどね、ステージが壊れちゃって…ほへ?はちみつ?』

えむ

『お兄ちゃん、はちみつ食べたいの?…あ、初耳かぁ!えっと、それでね!ステージが1部分だけドッダーンバババーンって壊れちゃったんだけど……』

えむ

『そう!ステージが使えなくなっちゃったの!だからね、ステージを……えっと……』

変更!

えむ

『そうそう!へんこーしてショーをやりたいの!ホテルの中にある大きなところで!いいかな?』

……

えむ

『…いいの?!やったー!ありがとうお兄ちゃん!』

よしっ!

えむ

やったよ司くん!

嗚呼!

えむ

『ありがとうお兄ちゃん!またね!あ、みんなには元気にやってるって伝えて!うん!また!』

えむ

やったぁ!

それじゃあ、後で類と寧々に伝えておこう!

えむ

うん!

えむ

(良かった…これでみんなの笑顔がきっと……)

ただいま!

類おかえり!ん?寧々は?

今、スタッフさんと話してくれているところだよ

一応、えむくんの案は通ったよ

…だけど、ステージの場所の確保が難しいんだ

このホテルには、屋上にもステージがあるから、そこでやれればいいんだけれど、そこに関しては屋上の管理人さんにご相談しないとダメみたいなんだ

それで、今その管理人はどこにいるんだ?

嗚呼、そこにいるよ

そこ?それって……

えむのことか?!

えむ

ほへ?

話によると、えむくんのおじいさんはワンダーステージだけじゃなくて、このホテルやフェニックスホテルの屋上の管理をえむくんに任せたみたいなんだ

えむ

そうなの?!

知らなかったのか……

まぁとりあえず、イベントはやってもいいな?

えむ

うん!もちろん!

フフ、無事にショーが出来るみたいで良かった

寧々

…ただいま

おかえり寧々!話をしていたみたいだが、何の話だ?

寧々

演出とかの話…かな

寧々

かなり限られてのショーになっちゃうけど、客席も機材も、舞台裏とかも用意してあるから大丈夫だって

寧々

明日、予定通りショーをやるって話になった

良かった…それじゃあ、明日は朝早くからリハーサルだね

そうだな!明日に備えて、今日はもう寝るか

えむ

そうだね!寧々ちゃんとお隣だから、早く寝ないとぉ〜……

寧々

ハイハイ、類と司も騒がないでよね…

おい!オレが騒ぐと思ってるのか?!

寧々

そうじゃなかったら言ってないでしょ

フフ、いつも通りだね

ウッ……ま、まぁ、早く寝るぞ

えむ

はーい!

えむ

……

えむ

(うーん、中々眠れないなぁ……)

えむ

(みんな、寝ちゃったのかなぁ?)

えむ

…お水……

えむ

(あれっ?暗いから何も見えない…ぎゃっ?!)

えむ

な、なぁんだ…ソファーが…ってえ?!……イタタ…あ、お水持ってくるの忘れた…ぎょえええ……

えむ

ううぅ……夜のホテル怖い…

寧々

…あ、えむちょっと

えむ

わあああああああああああああああああああ!!!!!!!

えむ

……寧々ちゃん?!

寧々

びっくりしすぎ…電気付けるわよ

えむ

ありがとう〜

寧々

じゃあ、早く寝るわよ

えむ

うん!ありがとう!

えむ

(良かった…転んで頭ぶつけちゃうところだった……)

えむ

(明日の為に早く寝なきゃ……)

えむ

すやぁ……

おはようございます!!!!!

ってことで、点呼するぞ

いちっ!

えむ

にっ!

寧々

さん

よん

それじゃあ……ショー会場に行くぞ!

おー!!!!

ネネロボの充電はあと2分…間に合うね、こっちは大丈夫だよ

スタッフ

照明と音響OKです!

寧々

こっちも大丈夫

客席は満席状態!よし!じゃあいつものやるぞ!

えむ

うん!

えむ

わんだほーい!

わんだほーい!

寧々

わんだほーい!

わんだほーい!

スタッフ

わんだほーい!

あ、開演するよ

どんなショーなんだろ……

スタッフ

『そして、ネネ王女はツカサ王子と踊って、歌って、素敵な夜を過ごしていました』

『ネネ王女!あちらにマジシャンがいるみたいですよ!』

寧々

『マジシャン?マジックをしてくれるのかしら…私、行ってみたいわ』

『もちろん!では行ってみましょう!』

えむ

(私がここで…ジャンプっ!)

ドタンッ

(…成功してくれ……)

えむ

『みんな〜!マジシャンのエムだよ!今日はこの帽子から鳩が出てきたり!誰かが突然別の場所に瞬間移動したり!楽しいマジックでみんなを驚かせるよ!』

寧々

『へぇ、面白そうね!』

『そうだな!もっと近くで見てみよう!』

えむ

『それではマジックに参加して頂くのは…王子と王女!如何でしょうか!』

寧々

『私たち?!』

『お、それはいいな!どう致しましょう、ネネ王女』

寧々

『えぇもちろん!協力させて欲しいわ!』

えむ

『それじゃあ、ネネ王女はこの箱の中へ!ツカサ王子はこちらの箱のレバーを持ってください!』

寧々

『えぇ、わかったわ』

『おう!』

タッタッタッ

えむ

『ネネ王女、入りましたか?』

寧々

『えぇ、入れたわよ』

えむ

『それではツカサ王子!私が1!2!3!と数えるので、3と言ったら、レバーを下げてください!』

『うむ、わかった!』

えむ

『それでは!1!2!3!』

(…どうだ……?)

えむ

『箱の中を確認すると……』

えむ

『ネネ王女が消えています!』

すごい!どうやったの?!

流石オオトリホテルのショー!

(良かった…成功だね)

えむ

『ツカサ王子!レバーを上げてみてください!』

『わ、わかった!』

えむ

『ワッハッハッハー!なんと!箱の中に……』

えむ

『ネネ王女が戻ってきています!』

寧々

『すごいわ…どうやったの?!』

えむ

『種を仕掛けもないですよ!ワッハッハッハー!』

えむ

『……ありがとうございました!』

『すごいな…このレバー、何があるんだ?』

寧々

『魔法の力でもあるのかしら……』

『なるほど、面白いことを考えますね、ネネ王女は』

寧々

『そうかしら?…フフ』

寧々

『さて、次はデザートを食べに行きましょ』

『はい!もちろん!』

タッタッタッ

『……』

『あの2人、あのマジシャンのせいで更に距離を縮めてしまった……』

『ネネ王女に尽くせれば結婚…この条件を達成されては困る…私が前の王を暗殺し、大臣からこの地位に登り詰めたと知ったら……私ではなく本来王であるべきなのは前の王の息子であるツカサに……』

『そんなの、私はごめんだ』

『…あ!兄上!』

『…嗚呼、司か…いい所に』

『このドリンク、1口飲んでみないかい?』

『いいのですか?では、遠慮なく!』

『ゴクッ…甘くて美味しいですね!ネネ王女も如何ですか?』

寧々

『私、冷えたものは嫌いで…』

『それは残念…では、デザートを食べましょうか!兄上、また後で』

『嗚呼、また』

タッタッタッ

『……』

次回☆悪役が性癖設定になってしまう件について!ではなく……

次回・えむちゃん編最終回! その次は多分司くんよりの ワンダショストーリー だと思う!

最高の″ショー″を!【ワンダーランズ×ショータイム】

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コメント

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ユーザー

わー!!!待ってました!!!題名からもう最高だ… キャラがほんとうにそのキャラに見えるの尊敬です!!無事にショー出来て良かった!続き楽しみに待ってます〜!✨

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