えと
目にゴミが入ってたなんて
もちろん嘘で
とにかく人目につかないところに、と
たどり着いたのは
屋上へと続く階段だった
えと
次から次へと
涙が溢れる
いちいち拭く気にもなれなくて
ポタポタと落ちる雫が
制服にシミを作っていく
えと
私の心の中は
ぐちゃぐちゃだ
私以外の女の子と楽しそうにしないで
間接キスなんてしないで
そんな笑顔を向けないで
ちゃん付けで呼ばないで
私だって呼ばれたこと ないのに
認めるのが怖い
この気持ちに
気付いてしまったら
私はもっと
醜い気持ちに 埋もれてしまうんじゃないか
仲間にこんな気持ちを抱いて
隠し通せるのか
えと
頭では
この気持ちを
全力で拒否してるのに
ゆあん
えと
ゆあん
えと
ゆあん
えと
えと
ゆあん
えと
えと
えと
えと
ゆあん
ゆあん
ほら
胸がギュってなる
えと
えと
えと
ゆあん
ゆあん
さっきのぐちゃぐちゃな気持ちが
あっという間に晴れていく
友達のことを置いて
私を追いかけてくれることが、
嬉しいと思ってしまう
私…
やな女だ
でも
ゆあん
えと
ゆあん
えと
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
頭をポンと撫でられる
えと
えと
えと
ゆあん
そう言って冗談ぽく笑う
やっぱり
私に
私だけに
ずっと笑っててほしい
…やな女でも構わない
いくら頭で否定しても
心がもう止められない
私
ゆあんくんが好きなんだ
コメント
7件
主さん、天才すぎる!✨️( ゚∀゚):∵グハッ!!
ゆあえと尊い🤦♀️💓
えとさん、やっと気づいたか、その気持ちに、