短編集 2

桃赤かきます

昨日オールしたのに寝れない

『会いたいな』

そんな文字を打っては消しての繰り返し

最近はオンラインでの話し合いが多くて、実際には会っていない

彼からのメッセージは滅多に無い

電話もメールも、いつも俺から

会って2人でお話したい

さとみくんのおうちも行きたいし、デートも行きたい

連絡、さとみくんから欲しいな

スマホと財布を持って、家を出た

『合計1200円です』

『了解しまし……た ? 』

『ありがとうございましたー！』

ﾍﾞｼｯ

最近、走りすぎじゃないか？

ほぼ毎朝ジョギング行ってる人と走ったら俺の足折れる気しかしない

そんな俺の気持ちも知らずに俺の手を引いて前を走る彼氏

まあ、ためにはこういうのも悪くないとか思ったり

そう言って、猫と戯れている彼に伝える

満更でもない。俺の家に来る前よりテンションが上がっていて

赤い尻尾が左右に揺れている

そんなん言われたら、ねえ？

結局この日はお互いに酔いつぶれて

どちらが勝ったのかは覚えてなかった

『さとちゃんのばか！』

なんて真っ赤な顔で言われてしまう

あーもう、どれだけ好きにさせるのかな

ちょっぴり小悪魔な俺の彼女。ちょうかわいいでしょ ?

書いてて眠くなったかもしれないので寝ましょうななみさん。昨日オールしてこの時間まで起きてるはばかです

ぶくまひとことください