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日和ヶ矢村では毎年春が訪れると村の住人が消えるという言い伝えがあるのだ
冬に日和ヶ矢村に越してきた蒼馬
木陰に女の子が居るのが見える
蒼馬
蒼馬
律
どこか儚げな女の子はそう言った
蒼馬
律
蒼馬は信じていなかった
そして春が来る
蒼馬
蒼馬
律
蒼馬
律
律
蒼馬
蒼馬
律
律
そういい微笑んでいる
蒼馬
翌年の春
律
蒼馬
律
来年は蒼馬君も消えるんだー
律
律
律
蒼馬
律
律
蒼馬
律
蒼馬
律
蒼馬
律
蒼馬
律
律
律
蒼馬
蒼馬
律
律
蒼馬
律
その瞬間俺の視界から律がフワッと消えた
蒼馬
蒼馬
律がいつも書いていた木陰へ行く
蒼馬
俺はリストに律の名を残した
リストの端に薄っすら何か書いてある
蒼馬
「好きだった」
蒼馬
律の言う事が本当であれば蒼馬は残り一年で消えるため別の人が越してくる
杏
蒼馬
杏
蒼馬
杏
蒼馬
杏
蒼馬
杏
翌年の春
蒼馬
蒼馬
杏
杏
蒼馬
「頼んだ」彼はそう言って私の視界からフワッと消えた
こうやって次々と消えてリストが継がれてきたんだ