紗綾
お母さん……お腹すいたよ
海音
お爺ちゃんのところに帰ろう?
紗綾
お母さんのとこにいく
海音
……少し体力温存しといて
紗綾
うん
海音
いくぞ!
紗綾
うん
今警察に追いかけられる前です 理由はコンビニで食べ物を盗んだからです
警察
待て!
海音
ここで待って
紗綾
うん
警察
はい。警察署いくよ
女警察
待って
女警察
どうして盗んだの?
女警察
少し連れていきましょう
お爺ちゃん
なんでここにおる?
紗綾
……
海音
……
お爺ちゃん
その絵はなんじゃ?
紗綾
これはママに渡すの
お爺ちゃん
ワシじゃダメなのか?
紗綾
……
お爺ちゃん
お母さんの方が好きなのか?
紗綾
コクコク
お爺ちゃん
そうか……
女警察
はいどうぞ
紗綾
ありがとう!
海音
ありがとうございます
紗綾
おいしー
お爺ちゃん
海音は気づいてたんだよ
お爺ちゃん
俺らよりも男をとって捨てたって
お爺ちゃん
でも紗綾は信じたくなかったんだよ
警察
だからさがしに行く旅を出ていったってことですか
お爺ちゃん
まさか海音までいくとはね
ということですね このあと海音と紗綾は大人になって 別々に暮らしていきました そして今に至る てことでじゃねばい