大森
運命が〜突き動かされ〜ていくぅ
大森
赤い糸が音を立てーるー
大森
主役は貴方だっ
若井
あれ?その歌…
大森
ん?
今日は日曜日。 食堂がやってない為、元貴がご飯を作ってくれている。
邪魔になるからと元貴に追いやれソファーで待機してると、キッチンの方から元貴が歌ってるのが聴こえてきた。
思わず口を出た言葉を慌てて飲み込んだ。
若井
その歌…めっちゃいいね!
誰の歌?
誰の歌?
大森
え、ありがと…。
実はこれ、若井に片想いしてた時にぼくが作った歌なんだぁ〜。
実はこれ、若井に片想いしてた時にぼくが作った歌なんだぁ〜。
恥ずかしそうに笑う元貴にキュンとする。
やっぱりあれはおれの事を想って書いてくれた歌詞だったんだ。
あの頃はまだあれは藤澤先輩の事を想って書いた歌詞だと思ってたけど、実はあの時、歌詞をスマホで撮って、あれから何回も見返してた。
だから歌詞は全部覚えてる。
おれは“素直になれる勇気はあるか”って所がお気に入り。
おれの事を想って書いてくれたんだって気付いてからは、おれの宝物。
若井
めちゃくちゃ好き。
最初から聴かせてよ。
最初から聴かせてよ。
大森
え〜いいけど、下手くそだし笑わないでよ?
若井
笑う訳ないじゃん!
大好きだもん!
大好きだもん!
後ろから抱きしめて元貴の頬にキスをすると、少しくすぐったそうに笑い元貴は歌い始めた。






