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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

ここはどこだ??

なんでまッ暗?

あっ! 夜…か。

主治医

起きてましたか?

主治医

ご気分はいかがてますか?

あの〜。俺はどうして病院に…。

主治医

覚えてないですか?

主治医

ちなみに名前は言えますか!

なまえ…なまえは

あれ?

俺は誰ですか?

主治医

年齢は?

29

主治医

他に覚えてる事は?

………………

主治医

ゆっくり思い出して行きましょ。

主治医

体調はいかがですか?

大丈夫です。

主治医

では、さっそくですが、

主治医

彼女さんが面会に来られてます。

主治医

なにか思い出すかもしれません。

主治医

お呼びしてもよろしいですか?

えっ。僕に彼女…ですか?

はい。

主治医

では、お呼びします。

はぐみ

仁くん。大丈夫?

仁くん? 俺のこと?

ごめん。

はぐみ

大丈夫。先生から聞いてるから。

はぐみ

ゆっくり思い出そう。

ありがとう。
君は僕の彼女なんですか?

はぐみ

はい。彼女のつきとう はぐみです。

はぐみさん。

はぐみ

なんか始めて会った時みたい。

はぐみ

新鮮だね。

そう…だね。
ところで僕はどうして
病院にいるのかな?

はぐみ

急いでて階段から落ちた
って聞いてる。

はぐみ

急いでて…ね。

急いでて…か。

はぐみ

ゆっくり思い出そうよ。

はぐみ

私は仁くんの側にずっといるからさ。

でも、俺君のことが…

はぐみ

大丈夫。大好きな彼氏が…

はぐみ

辛いとき、側にいるのが彼女でしょ。

……………ありがとう。

その後もはぐみは仁の入院期間中 毎日お見舞いに来て看護をし 記憶が戻るように色々な話しをした。 そして

退院後もずっと側で支え続けた。

いつもありがとう。

はぐみ

なに言ってるの。

はぐみ

そんな事は気にしないで。

はぐみ

今日のご飯何がいい?

えっと 今日は。

からあげが食べたい。

はぐみ

わかった。

はぐみ

じゃぁ、準備するね。

いつもおいしいご飯ありがとう。

調理を始めるはぐみ。 いつもはゆっくりテレビを見てる仁が台所へ。

なぁ。キスしようぜ。

もう我慢できねぇよ。

はぐみ

ダメだよ。
キスしたら仁最後までするでしょ。

いいじゃんー。

はぐみ

明後日診察まで
ゆっくりしてって

したら思い出すかも…だろ?

はぐみ

っちょっと!
今 包丁持ってるんだけど。

その包丁を仁に向けたこの時

あぁぁぁぁ!

頭がいてぇ! いてぇよ!

10分ほど痛みを訴える?

はぐみ

ちょっと仁くん…大丈夫?

はぐみ

ねえ 仁くん

はぐみ

やだ。仁くん。

すると

…………………おまえ

あのときの………………。

なんでここに。

ビリビリビリビリ

ん……

気を失った?

はぐみ

起きたぁ?よかった。

さっき俺に何したんだ。

はぐみ

記憶戻ったんでしょう?

はぐみ

だからスタンガンで寝てもらったの。

なんで?

はぐみ

わからないの?

仁は拘束されていた。

なんの為に!

はぐみ

決まってるじゃん。

はぐみ

あんたをゆっくり殺すためだよ。

はぐみ

私の大好きな彼を殺した

はぐみ

連続通り魔事件の犯人さん

はぁ? なんで今なんだよ?

記憶を失ってる間いくらでも

殺せただろ。

はぐみ

何言ってんの!

はぐみ

私の大事な彼を

はぐみ

あんたは快楽の為に殺して

はぐみ

しかも そのことを忘れてる?

はぐみ

ふざけないでよ。

ちょっと待て 落ち着けって…な

はぐみ

だから決めたの。

はぐみ

あんたの近づいて

はぐみ

記憶が戻ってから殺すの。

やめろ やめてくれ〜!

はぐみ

大丈夫。ゆっくり痛みを感じながら

はぐみ

死んでくれていいから。

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