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ゲートの出口がたまたま自宅の玄関に開き、勢いで瑠香は白を抱き抱えたまま玄関に倒れた。

ルナ

っはぁ……はぁっ……はぁ……

ルナ

ルナ

……ばくまる、白の容態は?

ばくまる

ばく。

ルナ

そうか、良かった……。

瑠香が、ほっとしていると 白が 目を薄く開いた。

トワ

ん、んん……、ここは……、

ルナ

白……!!

ルナ

良かった……。ここは私達の家だぞ。

トワ

トワ

良かった終わったんですね……

白は傷口を押さえながら、 ヨロヨロと立ち上がる。

トワ

ところで、由奈は……?

白は目を輝かせながら瑠香に問いかけた

ルナ

……まだ

トワ

ぇ……?

ルナ

まだ助けられてない……

トワ

……は……、?

トワ

助け……られ……てない……?

ルナ

ルナ

だけど大丈夫だ……白。

ルナ

あれはNormalレベルの悪夢を無理やりねじ伏せてhighレベルにしてるだけ……、

ルナ

元はNormalだから……

トワ

トワ

無理ですよ……!!!

トワ

瑠香さんでも倒せなかったあの刺客に、あの悪夢……

トワ

無理ですよッ!!

ルナ

お前は十分悪夢と戦うことの出来る才能を持ってる!だから……!!

トワ

トワ

綺麗事は辞めてください…!!

ルナ

……!!

トワ

トワ

…もう、良いです。

と言い 白はトボトボとしながら 自部屋へ戻って行った。

ばくまる

ば、ばく…?

ルナ

心配すんな…ばくまる。

ルナ

私がやる。

ばくまる

……。

瑠香はそのまま自室へ戻り、 再度ゲートを開いた。

瑠香の息は荒く、 見ているだけでも痛々しい姿の体だ。

ばくまる

ば、ばく……。

ルナ

ルナ

………心配すんなって言ってる……

ばくまる

ば、ばくッ……!!

ルナ

だから大丈夫だって!!

瑠香に怒鳴られたばくまるは 下を俯いた。

ルナ

あ……、…ぇと……、

ばくまるは 下を俯きながら 瑠香の部屋を出ていった。

ルナ

…………。

ばくまるを怒鳴りつけてしまった瑠香は しゅんとした。

ルナ

…いつもこうだ……。いつも気持ちが不安定になると……

瑠香は涙目になりながら 床にしゃがんだ。

ルナ

もう……やだ……。

ルナ

……もう、いっその事……

瑠香がそう呟くと しゃがんだ瑠香の影から黒いモヤが3つ出てきて、瑠香の耳元で囁き始めた。

あーあ、またやっちゃったネェ絵……。お前はダメな子ダなぁ……、

貴方はいつもそう。
仲のいい友達もミィんな傷付けちゃう。

あのばくの妖精サンにも嫌われ手……白髪の女の子にも嫌われ手……、

終いには、あの男の子モ…あの探偵サンも……みぃんなお姉ちゃんを嫌いになル

まぁ、それもいいカモね。

そうだな。ソレで胃い。

耳元で囁き続ける3つのモヤ達の会話を 聞き続けていた瑠香は先程より息が荒くなっていた。

汗を流して、ゼェゼェと息をする

あらァ……ドぉ下の??

ルナ

由奈……ちゃんを……助けないと……。

無理シナク手良いんだ染……?

ルナ

してない……、

その体出助けられルのォ〜??

ルナ

出来る……。

ほんとにぃ???

ルナ

うるさい……出来るって

ほぉんとにぃい???

ルナ

出来る……よ。

ルナ

父さん、母さん……、

ルナ

私……頑張る…から、

瑠香はゲートの中へ入っていった。

ふぅん……

3つのモヤ達も瑠香を追うように ゲートへ入っていった。

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