赤と青の花が咲くまで

『学校』

少し冷たい風が頬に当たる

今日から学校に行けるｯ

何年ぶり…、だろうな

本格的に冬にもなってないのにマフラーなんて、

逆に暑いくらい（笑

俺の病気の事は先生にもちゃんと話して

わかって貰えた

だから多分urと同じ教室だと思うけど、

緊張…、するｯ

がらがら

ur以外の人と話すのは久しぶりだったから、

なんて話せばいいのか分かんなかった

黒宮、とはurのことだろう

そして先生の後ろをついてく

やばい緊張する…ｯ

教室からざわざわと話し声が聞こえる…

〈入ってきていいぞ〜

俺は1つ大きく息を吸って、吐いた

呼吸を整えて、教室に入った

今まで少しつぶってた目を開いて周りを見渡す

沢山の人が俺を見ている

…ｯ緊張してか、上手く喋れてないし

urは俺に手を振ってくれた

頭を撫でてくれて子供扱いされてる気がするけど、

俺はこれが好きなんだよなぁ、

あの後は普通に授業があった

先生の話を聞いて、ノートを取る。

普通のことだけど、俺にとっては久しぶりの感覚だった

今はお昼休み、？らしい

いきなり話しかけられて、なんて返せばいいか分からなかったから

…俺はurの方を見た

頭にふわふわの耳が付いていて、しっぽがふわふわと動いている

友達…嬉しいなｯ、

その時、隣にいたurが何かを思い出したように手を叩いた

俺は3人に連れられて生徒会室？に行くらしい

urが俺によく話してくれた人達が居るんだって

俺は少し緊張しながらも、中に入る

がらがら

中に入ったら、身長の高い4人の人が居た

みんな髪をひらひら揺らして、

ふわふわと笑って、話しかけてくれた

青髪の人が目をきらきらさせて近ずいてきた

でも少し、水の膜が張っていた

すごく…嬉しかった

あれ、？

あの笑顔…ｯどこかで見たことがあるような気がする

誰かと…同じ笑い方、ｯ？