颯真
トッ…トッ…トッ…トッ……
菜々美
はーるっきくん!
颯真
うぉ……あ、先輩、
菜々美
いい加減名前で呼んでくんな〜い?
颯真
いや……おこがましいですよ、
菜々美
ふーん……
菜々美
まぁいいけど、
菜々美
春生くんってサークルとか入ってるの?
颯真
いや……自分人と関わるの苦手なので……ちょっと、
菜々美
就活大変だよ〜?
菜々美
まぁ困ったら私が助けるもんね!
颯真
自分の事は自分でやりますよ……
菜々美
本当かなぁ、
これは大学の時の記憶、
そういえばななちゃんは1個上だったな、
留年して学年はひとつ挟んでたけど……
俺を見つけるとすぐ寄ってきて
俺が困ってたらいつの間に助けてくれて
……あの時またやり直せたら…
ここは……
菜々美
いらっしゃーい!
ガチャ
颯真
……ここが先輩の、
菜々美
何緊張してんのよ〜
同居前のななちゃんの部屋、
…確かこの後……………
ドサッ
颯真
……え、
菜々美
よ……(颯真にベッドで床ドンする)
颯真
…先輩、
颯真
なんですか、
菜々美
…………分からないかぁ、
菜々美
……君ほんとに1個下?
菜々美
19とは思えないんだけど、
颯真
19ですけど、
颯真
……(菜々美の胸が見えないよう菜々美のシャツをあげる)
菜々美
ほんっ…と純粋、
菜々美
本当は男の子がこっち側なんだよ?
颯真
あと数年もすれば問題発言ですよ
菜々美
そんなのはいいの
菜々美
私早めに子供欲しくてさ
颯真
え、
颯真
こんな体制で話す事ですか、?
颯真
それに子供が欲しかったら彼氏さんと……
もうこの頃は付き合えるなんて
思ってもなかったな、
今ならこの時にこっちから告白したかった
菜々美
……じゃあ付き合ってよ
颯真
…………は、
菜々美
……はぁ、(ベッドから降りる)
菜々美
ほら、こっち来て
颯真
え、?
颯真
……はい、(ベッドから降りる)
菜々美
……っん、(颯真の口にキスをする)
颯真
……?!
菜々美
ま……っ、(口を離す)
颯真
え、いや……え、?
菜々美
あ、もしかしてファーストキスだった?
颯真
…………はい、
菜々美
まぁいいじゃん!
菜々美
私達はもうカップルなんだから
颯真
カッ……プル、
菜々美
あと敬語と先輩呼び禁止!
颯真
えぇ、
菜々美
呼び名はもっと馴れ馴れしいやつね
颯真
………………
颯真
わかった、
颯真
…なな…ちゃん、
菜々美
……あ、
菜々美
…へへっ、
菜々美
かわいw
颯真
やめてください……///
菜々美
あー!敬語!
颯真
あっ、
颯真
んん、
カグラ
あ……起きた?
颯真
ん…………、
カグラ
大丈夫、?
颯真
え……あぁ、
颯真
ふぁぁぁぁ…………
颯真
……、(夢か…)
颯真
あ……オオツチさ…
カグラ
僕の家だよ
颯真
……そう、
カグラ
颯真が何を悩んでいるのかは分からないけど少し安静にしてなってオオツチさんは言ってたよ
颯真
……(確かに…今日に関しては夢まで見たし………)
颯真
そうする、
カグラ
……無理しないでね?
颯真
そういや…
颯真
俺のスマホとかって……、
カグラ
スマホ?
颯真
あー、えっと……日記盤ってやつ
カグラ
あーー、
カグラ
聞いてこなかったから渡してなかったけど、
カグラ
今持ってくるよ
颯真
あ…おう、
カグラ
……久しぶりだなここ、
マガツヒ
天神楽大御神。
カグラ
……は、?
マガツヒ
お前が罪人を気に入るとは意外だったが……
カグラ
罪人、
マガツヒ
庇護欲か?
マガツヒ
それか我儘?
カグラ
…………、
マガツヒ
…お前のしている行動が罰とでも言うのか?
カグラ
…あ、
カグラ
(そういや元々は罰として……、)
マガツヒ
お前は自分で何がしたいか、何をするべきかを分かっていないのだろう
カグラ
そんな……訳じゃ、
マガツヒ
神格化したった3年で大御神に成った弊害か?
カグラ
弊害、?
マガツヒ
瓊瓊杵尊も言っていただろう。
マガツヒ
「調子に乗るな」と。
カグラ
あ、
マガツヒ
大半の神々は3年で大御神に成ったお前をまるで逸材のように讃えている。
マガツヒ
さぞ気分が良かろう。
マガツヒ
だがその逸材、神々の誇り高きお前が罪人を連れて大祭に連れている?
マガツヒ
ふざけているつもりか?
マガツヒ
俺は罪の神。
マガツヒ
共犯者(お前)も立派な罪人だ。
マガツヒ
お前らがどうなるか、
マガツヒ
脳裏に焼き付けるが良い
カグラ
……
マガツヒ
桜葉 菜々美。
マガツヒ
この名を奴に伝えれば分かる。
カグラ
…………消えた、
カグラ
さくらば……ななみ、?
カグラ
颯真なら分かるって事なんだろうけど……
カグラ
あ、日記盤返さないと、







