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「俺達は死にたくなくても死ぬしかないもんな」
俺がそう言うと、雨栗は体を少し震わせて俺に言う。
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「だって」と言いながら、俺は空を見上げ、手を伸ばす。
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…俺達が何故こうなったか?
…元からずっと“こうなる運命”だったんだよ。
…その訳なら…
“随分昔”に答えはある
____これは数十年前。
この時の俺は、今よりずっと年上だ。
此処で、俺は交通事故に遭った。
その時の感覚は余り覚えていないが、途轍もない痛みが体中に伝わったような感覚だった。
___俺が次に目を覚ました場所。
それは、見た事もないような所だった。
そして、何よりびっくりしたのが、俺の姿が変わっていたからだ。
体は全体的に小さくなっていて、視線がとても低くなっていた。
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俺がそう呟いた時。
俺より少し背丈が高い人に声を掛けられた。
「“神の能力”を使いたいと思わない?」
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そう言い、後ろから今の俺と同じくらいの背丈の子を連れてきた。
名前もわからない奴の他愛もない笑みに気付けば後退りをしていて、手足が震えていた。
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声が出ない。
…礼儀正しい奴なのか、よく分からなかった。
しかし、一つ問題点がある。
それは…
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…水月ルザクと名乗る男は病気で死んだはずだが、此処へ。
雨栗と名乗る男は火事で死んだはずだが、此処へ。
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…話によると、俺に対しての説明は、“2人も希望している”。
ルザクは“大体12年くらいで死ぬ”。
雨栗は“能力は便利”だと伝えられたそう。
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そう、思っていた。
『死』の怖さを経験した俺達。
余り恐れてはいなかった。
許されていない物と感じていたから。
___そう思っていたはずなのに。
今の生活が幸せになった。
手放したくないと思ってしまった。
だから、死ぬのが怖くなった。
そんなの、あの時の俺では信じられないだろうな。
一作品で一万❤️目標
❤️お願いします
💬もしてくれると嬉しい
👤もして…?
次回は雨栗さんの過去(?)です!
それでは!
コメント
1件
やっぱりぶら猫さんの作品最高です!書き方とか上手いし、この作品が大好きです!応援してます!!