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GⓉΛネタ ギャング ex * 秘密結社 lrn
エビオさんが好きだ。
元々同性が恋愛対象だったわけではない。 それでも、同性であるエビオさんに惹かれた。 それだけの話だ。
それだけの話だというのに。 こんなにも俺の胸を締め付けてくる。
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本当は二人きりが良いんだけど。 ビジネスに私情は持ち込まない。 まぁ、人が多くても楽しいし。
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マジか。 つまり二人きりが確定したってわけか。
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いやいや、まだ喜ぶのは早すぎる。 もしかしたら来る前に増えるかもしれないだろ。
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無線機でいつものメンバーに連絡する。 「了解」の一言だけが返ってくる。 それを確認して納めた。
22時を過ぎた頃、店に見慣れた影が入ってくる。 人間にはおかしい丸いフォルムの頭部。 真っ白な雪だるまを被った赤い服の男。
ふざけた姿のはずなのに。 何でこんなに格好良く見えるんだろう。
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この雪だるまから、この声が出るんだよな。 爽やか雪だるま王子マ? ずっと聞いていたいくらい声が良い。
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二人きりなん嬉しい~。 という気持ちとは別に話が始まれば真面目よ。 不明確な要素を互いに丁寧に詰めていく。
馬鹿やって笑い合える時間も好き。 でも、こうやって真面目に話し合う時間も好きだ。 トーンの違うエビオさんの声が好きだ。
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話も終わり、エビオさんが帰る仕度を始める。 二人だけの時間はすぐに終わってしまった。 アジトに戻っていく後ろ姿を見送る。
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エビオさんがピタリと足を止める。 忘れ物でもしたのかと思って首を傾げる俺。
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心臓が止まるかと思った。 え、何?何か滲み出てた俺?
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いつの間にか前に来ていたエビオさん。 いつの間にか俯いていた俺。 顔を覗き込んできて優しい声をかけてくる。
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その問いかけに俺はゆっくりと頷いた。
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先程の部屋に戻るなり、壁際へと追い詰められる。 何何なに何ナニ!!???
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甘ったるい声に思わず腰がぞくりと震える。 ボナペティの時もだいぶヤバかったのに! 今のヤバさはもっとヤバイて!!
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ゆっくりと、雪だるまが持ち上げられる。
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この町で滅多に見ることのできない顔。 エビオさんの、綺麗な素顔。 真っ直ぐな瞳に射抜かれる。
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俺はもしかして夢を見ているのかも。 エビオさんを見送って満足したんだ。 満足して眠ってしまったんだ。
きっとそうだ。
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そうじゃなかったら、
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今度こそ心臓止まっちゃう。