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男装女子はグールの手綱係

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男装女子はグールの手綱係

32 - 第32話 八つ当たりと憂さ晴らしむて大事だよねってことだよね

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2025年04月03日

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玲華の実家

玲華(れいか)

……マジで私の家だ…

累(るい)

気持ち悪くなーい?怖くなぁい?

次郎(じろう)

何かあったら教えて下さい、それとも手でも握りましょうか?

玲華(れいか)

…うん、ちょっと……おね、がぃ…

ジロくんの腕にしがみつき家の インターホンを押す

ピンポーン…

??)はい

玲華(れいか)

…(女性……姉さんか…あれか……妹か…)

玲華(れいか)

この家の知り合いのものです、玲華こと…【奴隷】とでも言えば分かりますか?

そう口にすると玄関の 扉が勢い良く開いた

玲華(れいか)

……こんばんは、姉さん

姉)玲華……あんたッ!

伯玖(はく)

おっと、それ以上は困るぜ?

伯玖(はく)

俺らの可愛い姫さんに不用意に近づくのは…不敬だぜ?

玲華(れいか)

…姉さん、中に入れて?

玲華(れいか)

【ご挨拶】よ?結婚の…それとも何?この人達も殴る気?

玲華(れいか)

いい度胸ね…間違えてその整形しまくって元の原型が無くなったその虚像まみれの美形を殴り倒してやろうか‪💢

姉)あんた…生意気に育ったクソ奴隷が

その一言で殴りかかろうとする皆さんを少し宥める

玲華(れいか)

あー!ちょっと!ダメですダメです!

姉)そんな大量に男を引き連れればそうなるわよ、バカね笑

玲華(れいか)

あらヤダ、この人達はお利口さんよ

玲華(れいか)

私の可愛い旦那さんになる人だもの

伯玖(はく)

ちょっと玲華?そうなるとまるで俺らが…あ〜、いや…犬か

玲華(れいか)

とっても可愛いワンワンさんですよ♪

玲華(れいか)

って、忘れてた…取り敢えずさ、この人達があんたらに着けられたトラウマがあまりにも迷惑極まりないらしいの

玲華(れいか)

だからそのトラウマ…取っ払いにきたの

玲華(れいか)

お支払いって、大事でしょ?

姉)あの人は関係ないでしょ!!

玲華(れいか)

新しいお義父さんとその子供たちには興味無いわ

玲華(れいか)

私はただ…玲華の実母と実姉妹にお話があるの

玲華(れいか)

フェアじゃないというのならば1人だけ…連れ込ませてもらうわ

玲華(れいか)

この人達はどうも心配性でね……ま、伝書鳩みたいなものよ

玲華(れいか)

聞いたものをそのままこの人達に伝える…

玲華(れいか)

どう?カチコミよりはマシでしょ?

姉)アンタだけよ!それ以上は認めない

玲華(れいか)

ムリ〜

玲華(れいか)

じゃあ殺傷性皆無の加賀美先輩にしよ〜

昴流(すばる)

ぼ、僕!?

玲華(れいか)

はいはい行きますよ〜

玲華(れいか)

皆さんはどうぞカフェなりなんなり

玲華(れいか)

終わったらちゃんと連絡してクリスマスまでには間に合わせますから

翔平(しょうへい)

……頼んだぞ、昴流センパイ

昴流(すばる)

ま、任せて!絶対傷つけさせないから!

玲華(れいか)

ほらほら行くよ、
【あかね】さん

あかね)チッ…覚悟しろよお前

玲華(れいか)

うっせぇよ雌豚

昴流(すばる)

(こ、こわい…)

場は整い…

玲華(れいか)

あかねさん、桃花(とうか(母親))さん、静紅(しずく(妹))さん

玲華(れいか)

わざわざ直前にすみませんね…お話が必要でして

玲華(れいか)

特に…昴流さん(旦那)達の方……がね

玲華(れいか)

まぁ取り敢えず…ご挨拶しましょうか!

昴流(すばる)

え、ぁ……あ、挨拶…しなきゃ…ダメ、かな

玲華(れいか)

礼儀は大切でしょう?

昴流(すばる)

えっと…僕は加賀美昴流…です、玲華さんとお付き合いさせていただいてて……時期にあなた達の家族になる者です

玲華(れいか)

やだぁー!縁切り話を持ってきたんですよ?

玲華(れいか)

家族…だなんて

昴流(すばる)

あ、そ、そっか…(ちょっと固くなりすぎてたかな…)

玲華(れいか)

さ、て、と…

玲華(れいか)

本題にしましょうか

玲華(れいか)

私は結婚を期にあんた達とは縁を切る

玲華(れいか)

お生憎…私の心を代弁してさらにそこに罵詈雑言を付け加えるような人達が私の所には居るのよ

玲華(れいか)

その人達とお話するか大人しく私のお話を聞いて……そして今の家族に言いなさい「私達は男に守られるこの子が憎くて憎くて仕方のなかった愚人です」ってね

玲華(れいか)

人間誰しも…正直は大切でしょう?

桃花)す、する訳ないでしょう!!あなたは私達を壊して楽しいの!?

玲華(れいか)

家族を持つのだから分かるのよ…あぁ隠し事はダメだなぁって

玲華(れいか)

まぁ出来ないけど!笑

玲華(れいか)

心理学を使ってくるヤツとか…無理やり脅して口を開かせる人とか…探偵を使って無理やり知ろうとする人とか…

玲華(れいか)

いやぁ大変大変…

昴流(すばる)

は、話がそれてると思うよ……?

玲華(れいか)

あらヤダ

桃花)え、縁くらい切ってやるわよ!!

桃花)だからとっとと帰って!あなたみたいな蛆虫が入っていい場所じゃないの!ここは!

昴流(すばる)

うじ…むし?

桃花)えぇそうよ!貴方みたいな懸命な人がそんなバカ娘を家族にするのが不思議でならないわ

桃花)そうよ!貴方私の娘と結婚なさい!

玲華(れいか)

あげなーい

玲華(れいか)

私の大事な昴流さんだもん♥

昴流(すばる)

…そう、ですね……

昴流(すばる)

僕は玲華さんを大切にしていて……愛していて…トラウマを全て受け止めて取り払ってあげたいほど愛しているんです

昴流(すばる)

何も関係の無い人に靡くほど…この人に愛想を尽くしている訳じゃないんです

桃花)ッ…そんな約立たずの無能で何がいいのよ!

玲華(れいか)

私お料理出来るよ〜

玲華(れいか)

美味しいってご好評なんだよ〜?ね〜

昴流(すばる)

は、はい!とっても美味しいんですよ!

玲華(れいか)

愛する事も、悲しむことも、怒られることも、怒ることも……愛されることも、悲しませることも……私は…ぜーんぶ施設とこの人達に教えてもらったの

玲華(れいか)

与え与えられる…あんた達は一方的に私に恐怖しか与えなかった、絶望しか与えなかった

玲華(れいか)

悲しかったなぁ……辛かったなぁ…もう生きる価値ないなぁって思ってたなぁ…

玲華(れいか)

でも今とっても楽しいの!

玲華(れいか)

あんた達の悪行をグチグチと弄り回って泣きべそなにきながら許しを乞う…そんな光景をずっと見たかったの

玲華(れいか)

あんた達がやってたようにね!

玲華(れいか)

上手く出来なかった料理に洗濯に掃除…埃1つ、味付け1つ、洗濯物が1つ…なにか残っていれば、不味かったら、やって無かったら殴って、不倫相手を使って私を襲って襲わせて!ガキ孕ませて!

ダンッッ!!!

玲華(れいか)

何度ガキを殺された!何度好きでもないよく分からないジジィとクソ野郎のガキを孕まされた!なぁ"!!‪💢

昴流(すばる)

れ、玲華さん!

玲華(れいか)

何度嫌がる私の写真を撮られた!見せられた!拡げられた!

玲華(れいか)

痛かった、苦しかった、辛かった……何度何度お前らを刺し殺そうとした!

玲華(れいか)

お前らがやってるのは性犯罪と虐待だ

玲華(れいか)

ここに昴流さんが居なかったらヴァガストロムで鍛えた拳で殴ってたからな

玲華(れいか)

骨を折って、内蔵がぐちゃぐちゃになって……泣き叫んでその許しを乞うても…ずっと、ずっと……

玲華(れいか)

殴って、グチャグチャにして…

玲華(れいか)

もうぜーんぶ忘れて…何もかも捨てて

昴流(すばる)

それをしないのは…あなた達の為じゃなくて自分や僕達のためです

昴流(すばる)

彼女はもう…あなた達を家族とは見ず僕達を家族としか見てないんです

玲華(れいか)

えぇ、アンタらを家族とは見れません

玲華(れいか)

というか……見たくない!

玲華(れいか)

きっしょくわるくて人間の形をしたよく分からない者としか私は見てません!

玲華(れいか)

取り敢えず…絶縁書書いて!

玲華(れいか)

私はあんたらとは違うの、この人達がいる限り子供が出来たらちゃんとあんたらとは全く違う育て方が出来るって思うの

玲華(れいか)

拳や言葉で傷つけて無理やり従えるようなことがないって…

昴流(すばる)

……玲華さんは真剣です

昴流(すばる)

書くものを書いてもらったら帰りましょう、ここにいては精神汚染が凄いですから

玲華(れいか)

ですです!

玲華(れいか)

で、そうそう…アンタら…義父の子供に手を出てないよね?

玲華(れいか)

娘息子関係なく…「男にチヤホヤされてる」ってだけで殴ったりしてないわよね?タバコ押付けてないわよね?包丁向けてないわよね?

玲華(れいか)

やってたらお前ら…覚悟しろよ、その四肢もいでお前らの前でその四肢をグチャグチャにして口の中に突っ込んでやる‪💢

玲華(れいか)

わぁったらとっとと怯えてねぇで書くもん書け

玲華(れいか)

前みたいに怯えて「お母様」「お姉様」とでも言うと思うなよ?

玲華(れいか)

あと…静紅?男の趣味が随分と悪いのね

玲華(れいか)

ヤリチンのクソガキに現を抜かすなど…そいつ10股してんぜ

震えた文字がツラツラと書きつられた 書類を回収

玲華(れいか)

んじゃ、行きましょうか昴流さん♥

昴流(すばる)

玲華怖い部分ありますね……笑お嫁さんにはちょうどいい人です!

玲華(れいか)

え〜、ホントですか?ありがとうございます〜

玲華(れいか)

あ、忘れてた!

玲華(れいか)

はいコレ!私からの最初で最後のプレゼント!♪

冠氷先輩から渡して貰ってとある写真(50枚入り×4)を渡す

玲華(れいか)

面白〜いやつだからみんながいる時に開いてね♥

玲華(れいか)

いやぁ、満足満足!ササ、帰りましょ〜♪

昴流(すばる)

え、ぁ……う、うん!

義父)〜〜〜〜〜!!!!!!‪💢‪💢‪💢

玲華(れいか)

お〜、良い怒号だ〜笑

昴流(すばる)

な、何を渡したんですか?

玲華(れいか)

冠氷先輩が探偵を雇って素行調査して色々出てきた不貞、不倫の証拠写真と過去の私の屈辱的な姿の数々

玲華(れいか)

いやぁ、楽しい楽しい♪

昴流(すばる)

れ、玲華さん…性格変わりますね……

玲華(れいか)

ふふっ、嫌いな人間の家庭を壊すほど楽しいものはありませんよ

玲華(れいか)

私は趣味が悪いだけです

昴流(すばる)

じゃあ僕もそうかもね笑

昴流(すばる)

行こ?玲華さん

玲華(れいか)

あ、は、はい!

差し出された手を握って昴流さんと歩き始める

男装女子はグールの手綱係

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