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きっかけは小さなことだった
美術の時間
互いのことをデッサンし合う
今日の3限と4限、来週の1限と2限を使った大きな授業。
この授業で大切なことは大きく3つ
一つは観察力 相手のことをよく見て理解する
もう一つは表現力 見た物理解したものを自分の手で忠実に再現する
最後の一つ。これが1番重要
ペア 結局はペアとなる人間をどこまで理解しているかが鍵となる
骨格はもちろん、耳の形、髪の生え際など細かいところをどこまで詰められるかが勝負となる
青
普段一緒にいる友達が休みということで、丁度余ってたっぽい人と組むことになってしまった
正直接点は少なく、明るいやつだなくらいの認識
正面に座るほとけの手元を見ようと前屈みになる
スッとスケッチブックを自分の胸側に引き寄せるほとけ
水
殆ど初めての会話でもこんな感じだ
青
ほとけのペースに呑まれることなく そのまま話を進めようとするいふ
水
水
水
水
青
水
水
水
水
水
青
青
水
水
水
水
青
水
そんな互いに距離のある会話をしながら鉛筆を持つ手を動かしていると
5分も経てば会話はなくなってサッサという筆記音が耳の浅いところで鳴っているだけになった
・
・
・
まーーろっっっっ!!!
どデカい声で叫びこちらへ走ってくる誰か
青
桃
そういいながらいふにバックハグするピンク髪
青
桃
青
青
青
桃
桃
桃
青
桃
青
桃
青
桃
水side
水
水
水
水
水
桃
当たり前のようにいふにバックハグ状態で話し始めるないこ
青
桃
青
桃
水
青
水
桃
お互いの部屋について把握していて
それを気軽に話題に出せる関係、か
夫婦みたいだなー
水
青髪のいふくんと
ピンク髪の誰か
染めたようには見えない2人の髪は凄くさらさらしてて
この2階にある美術室の窓から差し込む光で透き通っていた
キーンコーンカーンコーン
がたッ
青
水
チャイムが鳴り止む前にそういって足早に美術室を出て行くほとけ
青
桃
桃
少し落ち込む素振りを見せていふから離れるないこ
青
桃
青
桃
桃
青
桃
声を震わせながら言うとないこはいつもの表情で笑った
ないこはよく見ている
周りを気遣って、周りを中心にして、よく出来た奴だと俺も思う
桃
青
桃
桃
桃
青
桃
桃
青