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東方二次創作小説東方虹神姫

第3話 - 第一章別れの言葉と涙の意味 2

2025年10月12日

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#はーとが欲しい…(((本音

かぼちゃのべる。

主ちゃんこなべ（？）

※前回の続きからです.ᐟ.ᐟ

博麗霊歌

「…えぇっと、それはどういう…、」

天琉侍叶葉

彼女は目に見えるほど困惑していた。

天琉侍叶葉

それもそうなのだろう、先程会ったばかりの見ず知らずの者が急に「弟子にしてくれ」と言うなど、困惑しない方がおかしい。

天琉侍叶葉

「あ…、すみません、急に…。」

博麗霊歌

「ううん、それは全然平気.ᐟ」

博麗霊歌

「でも…、貴方のことをよく知らないから、少しだけお話しよっか？」

天琉侍叶葉

にこっと笑った彼女につられ、私は小さく頷いた。

天琉侍叶葉

私達は神社内にある霊歌さんの部屋へ移動した。

博麗霊歌

「…んじゃ、色々聞かせてもらってもいいかな？」

天琉侍叶葉

「…はい、」

博麗霊歌

「まず、貴方のお名前は？」

天琉侍叶葉

「……。」

天琉侍叶葉

言いたくなかった。
いや、言いたくないより、言えないの方が正しいのだろうか。
とにかく、私は過去に踏ん切りをつけたかったのだと思う。

博麗霊歌

「…？…あ、もしかしていいたくない感じかな？」

天琉侍叶葉

「…はい、すみません……、」

博麗霊歌

「いいよいいよ〜、そっか〜…、でも名前が無いと呼びづらいよね…。」

天琉侍叶葉

霊歌さんはうーんと唸りながら暫く考えた後、口を開いた。

博麗霊歌

「じゃあっ、天琉侍叶葉とかはどう？」

天琉侍叶葉

「てんりゅうじ…、かのは、？」

博麗霊歌

「そう.ᐟ天の川の天に、琉璃の琉、お侍さんの侍に、叶う、そして葉っぱの葉.ᐟ」

天琉侍叶葉

「…素敵な名前ですねっ.ᐟ」

天琉侍叶葉

私の口角は自然と上がっていた。

博麗霊歌

「ふふっ、やっと笑ってくれたね？」

天琉侍叶葉

「え……？」

博麗霊歌

「さっきからずっと、何処か寂しそうな目をしていたから……、」

天琉侍叶葉

「そ、そうですか…？」

天琉侍叶葉

私は慌てて顔を逸らした。
昔のことが聞かれると思ったからだ。

博麗霊歌

「ふふっ、大丈夫だいじょーぶ、何が原因なのかは聞かないよ.ᐟ」

天琉侍叶葉

「……、.ᐟ」

天琉侍叶葉

驚いた。本当にこの人はいい人だと思った。

博麗霊歌

「じゃあ、なんで私の弟子になりたかったのかな？」

天琉侍叶葉

「…太陽のような貴方の許で、暖かさを学びたかったんです。私も、貴方のような人になりたい……、」

博麗霊歌

「……、.ᐟ」

天琉侍叶葉

霊歌さんは目を見開き、何かを考えた後、にこっと笑った。

博麗霊歌

「…よし、合格.ᐟ今日から叶葉は私の弟子ね.ᐟ」

天琉侍叶葉

「え、えぇ……、.ᐟ.ᐣ」

博麗霊歌

「なぁに、なりたかったんでしょ？」

天琉侍叶葉

「それは、そうですけど……、」

天琉侍叶葉

正直、こんなにあっさりなれるとは思っていなかったというのが私の感想だ。

博麗霊歌

「でもね、勘違いしないで欲しいの。私は貴方のことを信用している訳じゃないからね？」

天琉侍叶葉

「….ᐟそれは、承知しております…、これから信用して貰えるよう、沢山頑張ります.ᐟ.ᐟ」

博麗霊歌

「ふふっ、これからよろしくね、叶葉っ.ᐟ」

天琉侍叶葉

「はいっ.ᐟ」

天琉侍叶葉

この博麗神社から、私の幻想郷での物語はスタートしたのである。

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