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更新遅くなってしまいすみません。
では#10をどうぞ。
私は妹を事故で亡くした。
そして、彩葉に支えられながらも葬式を終えることが出来た。
そして、私は施設へと帰っていった。
これは私が20歳になるまでの人生を描いた物語。
施設にて。
美夢
職員
職員
美夢
職員
職員
美夢
職員
美夢
しかし、私は味噌汁を1口のみ他は何も食べる事ができなかった。
その日の夜。私は激しい頭痛に悩まされていた。
美夢
職員
職員
美夢
私は毎晩毎晩寝る前に頭痛薬を飲んで寝ていた。
何日か経った頃。
薬を飲んでも頭痛は治らず、寝ることが出来なかった。
次の日から朝、昼、晩と1日3回頭痛薬をもらった。
しかし、それでも足りず自分で頭痛薬を買った。
1日2錠3回までの薬。1日で計6錠。
私は日が経つにつれて6錠が8錠になり8錠が10錠になり最終的には12錠にまで増えていた。
しかし、薬を飲み続けていたせいで、余計頭は痛くなる一方だった。
ある日。職員に部屋のゴミ箱を見られたのだろう。
薬を過剰に飲んでいた事がバレ薬を没収されてしまった。
そして、毎日薬を貰うことも禁止された。
そんな私は学校に行く事もできなかった。
皆が楽しそうに笑い、そして幸せそうにしているのを見ると
イライラし手が震え始め、そして吐き気が止まらなくなる。
学校に行っては保健室に行き、そして具合が悪くなり毎日のように早退する。
そんな毎日が続き、そして学校に行けなくなってしまっていたのだ。
学校に行かなくなってから数日後の朝。9時半頃だっただろうか。
私は部屋で寝ていた。
コンッコンッ。
施設長
ガチャッ。
施設長
美夢
施設長
施設長
美夢
施設長
美夢
施設長
施設長
美夢
施設長
美夢
施設長
施設長
施設長
施設長
施設長
施設長
施設長
施設長
美夢
怒るというよりも、私は悲しかった。
私はサボっていた訳では無い。
眠いから学校に行かない訳では無い。
ただ、そんな事を施設長に言ってもただの言い訳にしかならない。
そう思われてしまう事がなによりも辛かった。
私はこの日から余計ご飯も食べなくなり、水分もあまりとらなくなっていた。
そして、少しでも食べては吐き何かを飲めば吐いていた。
そんな私はみるみるうちに痩せていった。
そして、水分不足からだろう。膀胱炎になってしまった。
激しいほどの尿意。排尿時の痛み。
想像していたよりも辛かった。
そんなにしんどい状態でも、施設長の言いつけを守り学校には行っていた。
さすがに激しい尿意に耐えられなくなり、職員に相談し病院に連れて行ってもらった。
そして、抗生物質という薬をもらってきた。
次の日...。
私はその日も言いつけを守り、学校に行った。そして、いつも通り保健室にいた。
もうすぐでお昼休みになるチャイムが鳴る時間。
私は突然吐き気に襲われ、トイレに駆け込んだ。
そして、吐き気が少し落ち着いた頃私は職員室に行き担任に気分が悪い、吐き気がするそう言って早退したいと言った。
しかし、担任は許可することなく少し笑いながらこう話をした。
担任
担任
担任
担任
キーンコーンカーンコーン。
担任
担任
美夢
美夢
担任
担任
美夢
なんの言葉も出なかった。
私は本気でこいつの家族を殺してやる。
そして、私がどれほど辛いかを思い知らせてやる。
本気でこう思った。
私はギャン泣きで保健室に行き、事の経緯を保健室の先生に話した。
保健室の先生には、膀胱炎の事を言っていたため、
保健室の先生
保健室の先生
保健室の先生
保健室の先生
美夢
保健室の先生
美夢
そうして、私は施設へと帰った。
私は妹の事があってから、家族との時間を大切にしたい。家族と一緒に過ごせる時間を増やしたい。
そいうい理由で、毎週土日は家に帰った。
妹が亡くなってから、3、4回目の外泊の時だっただろうか。
施設へと帰る車の中で、親に「施設に帰りたくない」私はぼそっとそう言った。
パパ
美夢
美夢
美夢
美夢
パパ
パパ
パパ
パパ
美夢
パパ
そんな話をしている間に施設に着いた。
そして、母が私を連れてきたという連絡をいれ
職員が車まで迎えにきた。
職員
職員
美夢
職員
職員
美夢
私はだんまりを決め込んでいた。
そして、1時間ぐらい何も言わず何を問われても答えない。そうしていた頃。
職員
職員
パパ
パパ
職員
職員
パパ
職員
パパ
パパ
美夢
パパ
美夢
パパ
美夢
パパ
そして、家に帰り次の日もまた次の日も私が施設に帰ることはなかった。
施設長や職員が何回も何回も家に話をしにきたが、
私は「帰らない」の一点張りだった。
2ヶ月ぐらい経った頃だろうか。学校を辞めること、そして家に帰ることが決定した。
そうして、強行突破ではあったが私は家に帰ってくることができたのだ。
私を理解してくれるのは家族と彩葉だけ。
それを何回思い知らされ、どれほど辛い思いをしたか。
きっとそいつらにはわからないだろう。
そして、わかってほしくもない。
ただ、辛い経験をした時に軽率な言動がどれほど人を傷つけかを知ってほしい。そして、私みたいにそういう言動で傷つく人が少しでも減ればと、私は思い、願うのだ。
#10を読んでいただき、ありがとうございます。
軽率な言動、思いやりのない言葉これがどれほど人を傷つける事になるのか。それをたくさんの方にわかっていただきたいものです。
それでは、また#11でお会いしましょう。