Ｎｏ．１

俺のあの一言が原因だったのかも しれない

ある日の会議中……

もう限界だった、

俺は、朝から体調が優れなかった

しんどくなり、会議中、

今にも倒れそうなくらい

しんどくなった

メンバーの前では絶対に 倒れたくなかった

ガチャ

メンバーに一生懸命隠してたのに

バレた悔しさと

弱ってる姿を見られたくない

嫌さでこの部屋を

抜け出したくなる

俺は全部話した

朝から体調が悪かったこと

紫ーくんには申し訳ないと 思ってること

メンバーに倒れた姿を 見せたくなかったこと

そのせいで余計に疲れたこと

俺は、泣きながら話した

黄と青は、背中をさすり相づちを打ち

話を聞いてくれた

ガチャ

ガチャ

あの事があって、 彼と会うのが少し怖い

気を少しでも紛らわしたくて 作業することに

ガチャ

彼が来た

俺は、言葉に詰まってしまった

"おはようございます"

とも

"お疲れ様です"

とも、俺から言える言葉ではない

あれは、俺が悪かった

みんなに体調が悪いと言っていれば あんなことにはならなかった

彼を悲しませたことは 怒らせてしまったことは

間違ってない

俺から謝らなければならなかったのに

彼から言わせてしまった

俺は深くお辞儀をした

これくらい、いやこれ以上なことを しないと

許されないと思ったからだ

俺は頭を下げながらもう一度謝る

ガチャ

俺は、何も言えない

あの笑顔は、どういう意味なのか、

分からなかった

あれからメンバーも揃った

メンバーはドアを開けるなり

"仲直りした？"

と聞いてくる

そうすると、毎回紫ーくんは

"どうだろうねぇ？"

と、疑問形で返す

紫ーくんの方で何があったのかは 知らないけど

今回、初めてあんな喧嘩をした

でもこれはただたんのすれ違い

メンバーが居なかったら 仲直りしてたかどうかも分からない

これは、メンバーに感謝をしなければならないな、

紫ーくんにも、先に謝ってもらった ことを感謝しよう、