毎度読んでくれている方、本当にありがとうございます!ここから少し話の展開が早くなってくるので付いてきてくれたらありがたいです!
第5話:異変
文化祭は無事ではなかったが終わり、学校的には何事もなく2年の秋まで続く。
しかし、2人は何か違う空気感に陥る。
大成
(あれから、凛との話が減った。俺、悪いことしたかな?避けられてる感じもするし、翔瑛の事で何かあるのか…)
凛
(文化祭の時からちょっとおかしいとは思ってた…まさか私が……なぜ??こんなこと、大成には言えるわけない…)
大成
(思い切って話しかけてみるか?いや、それは無愛想か、……1回翔瑛に聞いてみるか。)
大成
なぁ翔瑛。
翔瑛
お、どうした?浮かない顔して〜、振られたりでもしたんか?笑
大成
縁起でもないこと言うな笑それより、…凛、なんかあったか知ってるか?
翔瑛
確かに……俺も結構前から気になってはいた。元気がないんだよな。
大成
だよな、ってお前もそうなのかよ。
翔瑛
おう、心配はしてるんだが、聞くほどのことでもないのかなとか思ったりしてな。
凛
なんかあったの??
大成
お、おお、凛!
翔瑛
いや、男の話ってやつだよ!笑な?大成
大成
そうだよ!俺らにも色々あるんだよなぁ笑
凛
なら良かった笑(…みんな、ごめんね、聞こえてたのに、心配してくれてるんだね……)
遡ること1年の冬、
凛
……!び、病気?私が、?
りんの母は確かにそう言った。あなたは肺炎を起こしてる。と
凛
で、でもどこで……私、そんなに運動もしてないし……
凛はこの時、大成のことを考えた。確かに、肺も結構しんどかったし、これ以上そんなに長く生きれるかなとか考えるぐらいしんどかった。離れたかった。気づかれたくない。と。
凛
(こんなことがあるのに、みんなに言えるわけないでしょ……)
だから2人には関わりを絶とうとしていた。自然に、バレずに、りんは、病気のことがみんなにバレるのが怖かった。心配させたくなかった。
だから2人と関係を絶とうとした。バレずに、自然に、この世から去るなら、心配だけはさせずに離れようと。
次回、とうとう凛と大成が……第6話、衝突に続く。