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神
君の力は無限だ。この世界を支配するなんて造作もない。
山崎楓
まぁそうかもね
神
神になりたくはないか？
山崎楓
私が？
神
悪くない話だろ？
山崎楓
別にこの世界なんて要らない
神
何か欲しいものとかないのか？
山崎楓
私には隼人も兄さんも三郎もいる
山崎楓
これ以上の幸せなんてないと思う
山崎楓
だから何も要らない
神
ははは！さすがに柳斗よりちょろくないか〜
神
じゃあ
神
お前の大切なものは直ぐに消えて行くぞ？
山崎楓
！！！！
神
俺に任せれば誰も死なない
神
もう嫌だろ？置いていかれるのは
神
惨い隼人くんなんて見たくないだろ？
山崎楓
……
鈴木隼人
楓！騙されるな！
山崎楓
でも！もう一人になるのはいやだよ……
鈴木隼人
……
鈴木隼人
俺達は運命で繋がっている。
鈴木隼人
たとえ俺が死んでも
鈴木隼人
俺はここにまた戻ってくる
鈴木隼人
だから その時は
鈴木隼人
ここで待ててくれ！
山崎楓
！！！！
山崎楓
はぁ〜何を私は迷っていたんだろう
山崎楓
こんなに私に好意を向けてくれる人もいる。自分のことより私を見てくれる人がいる。
山崎楓
もう恐れるものなんて何も無い
山崎楓
隼人がいるから！
神
はぁ〜やっぱりダメかぁ〜
神
まぁいいや〜
神
今回は諦めるよ
神
でもいつか君は僕を選ぶことになる
神
その時を楽しみに待ってるよ
神
バイバイ
そう言うといつのまにか彼は
目の前から姿を消した
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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