私はいつも悪態をついて、彼のことなんて気にも止めるつもりはなかった。
まどかさんの幼なじみなんて羨ましいとジェラシーばかり感じていた。
なのに…
私は彼に惹かれていた。
気がつけば彼のことを考えていて、愚痴ばかり言っていたはずなのに…
私の彼に対するこの気持ちが恋だと気がつくのにそう時間はかからなかった。
その時の私はストーカーに悩まされていた。
健三
健三
健三
あまりの鬱陶しさに私はストーカーを特定し、直接文句を言うことにした。
健三
健三
健三
私は目の前のストーカーに怒鳴った
それが悪かった。
私のストーカーは男性で、とても力が強くて…私は腕を掴まれ簡単に押し負けていた。
健三
男は黙ったまま見つめてくる。
健三
健三
そんな時…
誠一
健三
健三
彼の声が聞こえた瞬間
誠一
誠一くんは男にタックルをした。
私も腕を掴まれていたので、男が倒れる勢いと共に倒れそうになったが、彼はそんな私を抱きしめていた。
その瞬間ストーカーは焦ったように逃げていった。
誠一
健三
まだ状況が飲み込めない。
健三
健三
パニックになっている頭の中で彼に助けられ抱きしめられているという状況に恥ずかしくなり…
健三
目の前がぐるぐるしながら、いつもの悪態をついた。
誠一
でも彼は笑っていた
健三
誠一
健三
男の力が強くて振りほどけない腕、そして無言の圧で私を見つめていた。
確かに恐怖心はあった。
健三
誠一
誠一
そんないつもの調子で話す彼…
誠一
健三
健三
健三
誠一
健三
そしてその日助けてくれた彼への気持ちが抑えられなくなって…
健三
誠一
健三
健三
健三
それからいつものように悪態をついていたはずなのに。
誠一
今思うと私を落ち着かせる為に、彼はいつものように笑顔で言ったのでしょう。
その時の私は、そう言って欲しい訳では無いと思ってしまった。
健三
健三
誠一
健三
健三
健三
誠一
健三
私の感情はぐちゃぐちゃになっていた。
そんな情緒の中、彼は顔を赤くして照れていた。
健三
そのまま私は彼の頬に手をやり、顔を無理やり近づけた。
そして…勢いに任せたキスをした。
誠一
健三
その後すぐ緊張の糸が切れたかのように意識を失った。
後日まどかさんに話を聞くと顔だけでなく耳まで真っ赤な誠一くんが私を背負って事務所まで帰ってきた。と言っていた。
それからまどかさんの後押しと、完全に吹っ切れた私からの猛アプローチにより付き合うことになりました。
健誠のプロローグを先に考えてみました😊
[幼なじみの苦悩]とはまた別シリーズとして書いて行けたら良いなと考えております。
純粋なハウスの絆を感じられるような小説も考えておりますので、気長にお待ちくださいm(_ _)m
コメント
1件
良いですなー♡100押したでー