TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
星のごとく輝く魔法

一覧ページ

「星のごとく輝く魔法」のメインビジュアル

星のごとく輝く魔法

3 - 第3話 遠きに届く魔法を

♥

100

2024年11月14日

シェアするシェアする
報告する

第2章 魔法の旅の始まり

アストレア

…こっち

エレン

は、はい!

アストレア

エレン

ここは…

アストレア

…昔、私を信仰してた教会の跡地

エレン

な、なるほど…

アストレア

…前は穴掘って住んでた時もあったんだけど、

アストレア

今はここにいる…

アストレア

まだ誰にも見つかってないし、強力な魔法の結界も貼ってるし、

アストレア

魔力探知にもひっかからないから、見つかることがない…

エレン

な、なんか、すごいですね…

アストレア

…それで

エレン

は、はい

アストレア

…まず、魔法の杖なんだけど

エレン

は、はい!

アストレア

…これ、作ったから、あげる

エレン

い、いいんですか!?

アストレア

…うん、
あとは仕上げがいるんだけど…

エレン

仕上げですか?

アストレア

…髪少し切ってもいい?

エレン

え?

アストレア

…その、髪を杖の染料に使うの

アストレア

あと、師匠が仕上げをすることになってて、
長く使えるようにって魔法をかけながら

エレン

な、なるほど…

エレン

それでしたら、伸びた前髪を…

アストレア

…うん、じゃあ、切る

ザクっ

エレン

アストレア

アストレア

ステリード
(色を染める魔法)

エレン

…!

アストレア

…はい、できた

エレン

アストレア

…持ってみて

エレン

は、はい!

エレン

わぁ、すごい、

初めて持った杖は軽くありながら、なんとなく重さを感じた

アストレア

…大きさ、どう?

エレン

と、とてもいい感じです!!

アストレア

そう

エレン

はい!

アストレア

エレン

そ、それで…

エレン

弟子、というのは…?

アストレア

…そのままの意味だよ

アストレア

エレンを一人前の魔法使いにする

エレン

ほ、ほんとなんだ…

アストレア

…だから今日から特訓をしようと思う

エレン

おぉ…

アストレア

とりあえずついてきて、

エレン

アストレア

…ここで魔法の練習してたら、この教会が壊れる

エレン

…!

なんやかんや、この教会を大事にしてたのか、 そう思いました

エレン

ここは…

アストレア

…目指すは、あの2本並んでる木のうち一本の木を切れるぐらいの魔法を使ってほしい

エレン

あ、あの木を!?
あんなに遠くにあるのに…

アストレア

アストレア

…みてて

エレン

…!

アストレア様は

アストレア

アッグレシオー
(一般攻撃魔法)

と唱えると、杖が光り、魔法陣を出し、

一直線に伸びるとてつもない威力の魔法を放ち、

簡単に2本並んでるうちの一本の木を折ってみせた

エレン

す、すごい…

アストレア

…こんな感じ

アストレア

いかに魔法を分散させずに、威力を保ったままあの木まで届くかが大事…

アストレア

…やってみる?

エレン

…え?

エレン

あ、では、

エレン

えっと、

杖を構える

慣れない動作にぎこちなさを感じる

完全に見よう見まねで、

エレン

アッグレシオー

と唱えた

すると魔法陣が出て魔法が出た

そしてあの木に向かうように行くが、途中で魔力が分散してしまい、届かなかった

アストレア

エレン

あぁ…

アストレア

…すごい

エレン

え?

アストレア

…初めて、だよね、魔法使うの

エレン

は、はい、生まれて一度も、
ていうか魔法すら見たことなかった…

アストレア

…初めてでこんな早く、打てるなんて、、

アストレア

…やっぱり、魔法使いの素質があるようだ

アストレア

…特訓しよう

エレン

は、はい!

それから私はアストレア様との特訓が始まった

それとともに、アストレア様と生活を共にするようになった

とても長く険しい道のりだった

たくさん魔法の基礎が書かれた本を読み、実践し、また知識を得ての繰り返しだった

昔の魔法の本はほとんどが古代エルフ語で書かれていたことから、まずはその言語の勉強から始まった

とても難しかった

でも、やめたい、なんて一度も思わなかった

毎日必死に頑張った

数ヶ月後

アストレア

エレン

深呼吸をする

そして、

エレン

アッグレシオー

そう唱える

魔法陣が出て、そこから魔法が出てきて、あの木に向かって一直線に、すごい速さで向かっていった

そして、

ズバッ

エレン

…木、切れた

エレン

エレン

アストレア様!
木、切れました!!!

アストレア

…よくやった

アストレア

えらいぞ

アストレア

(よしよしと撫でる)

エレン

…!

エレンの母

よく頑張ったわね
よしよし

エレン

っ…!

アストレア

…な、なんで、泣いてるんだ

エレン

ご、ごめんなさい…

エレン

お母さんのことを、思い出して…

アストレア

アストレア

…私はエレンの母にはなれないし、

アストレア

母を甦らせる呪文はない

エレン

アストレア

…でも、

アストレア

母の代わりにはなれる

アストレア

務まらないかもしれないけど、一緒にいることができる

エレン

…!

アストレア

…ごめんな

エレン

いえ、アストレア様、謝らないでください…!

エレン

こ、これからもよろしくお願いします、アストレア様

アストレア

…よろしく

アストレア

まだまだ訓練は待ってる…

エレン

え…

そうしてまた訓練が始まるのでした…

星のごとく輝く魔法

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

100

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚