コメント
4件
森さん…ひなたちゃん目的でやったんじゃないですよね…?
ロリ……てか森さん犯罪犯してて草
ポートマフィアに拾われた少女
主
ひなた
主
この作品に出てくるアイコンの絵は自分で描いたものではありません
アイコンが黒い人は主人公にとって識別できていない人という事です。
主
“その人”との出会いは
業火の中だった
私の家は燃えていた
両親に助けを求めてしがみついたけれど
振り払われて両親は 自分達だけ逃げていった
燃え尽きる壁が此方に倒れてくる瞬間
金髪の少女が大きい注射器の様なもので倒れる壁を切り裂いたのが見えた
ヱリス
少女が此方に手を伸ばしてきた
ヱリス
私は差し伸べた手をじっと見つめながら 問う
「……あなた……だれ」
ヱリス
ヱリス
「……?」
「けぇき?ってなに」
ヱリス
ヱリス
ヱリス
ガシリと手首を掴まれて 宙に浮くのがわかる
「……?!」
私は怖いのを堪えてギュッと目を瞑る
怖い
嫌だ
誰か
お母さん……お父さん……
助けて
目を開くとそこは“ソト”だった
男の人の声がした
森 鴎外
男の人は颯爽と駆けつけて抱きつこうとしたが少女は私を抱えたままそれを スっと避けた
ヱリス
ヱリス
ヱリス
森 鴎外
森 鴎外
そう言って男の人はこちらを見てにこやかになった
森 鴎外
「……」
森 鴎外
「え……」
「ど、どう……して」
森 鴎外
「……悪い人……?」
「……悪い人だったら、 殺されちゃうの……?」
森 鴎外
「……じゃあ」
「私は……?」
「私は……悪い人……なの」
森 鴎外
森 鴎外
森 鴎外
森 鴎外
「……とりかえし……?」
森 鴎外
森 鴎外
森 鴎外
森 鴎外
私には男の人の 言っていることが分からなかった
差し伸べられた手を、 取らざるを得なかった
「……私」
「生きたい」
森 鴎外
森 鴎外
「……?」
森鴎外
森鴎外
───これが
私の進んだ
最初の踏み違えた1歩だった───
しばらく経つと大きい建物に入らされた
ヱリス
ヱリス
森鴎外
ヱリス
ひなた
ひなた
男の人と少女はこちらを見て呆然とした
ヱリス
ヱリス
森鴎外
森鴎外
しばらく悩むと男の人は聞いた
森鴎外
ひなた
ひなた
ひなた
ひなた
名前を呼ばれることが少なかったので、本当の名前が分からない
森鴎外
森鴎外
ヱリス
森鴎外
ヱリス
森鴎外
森鴎外
ヱリス
森鴎外
森鴎外
森鴎外
森鴎外
ひなた
ひなた
森鴎外
森鴎外
何を言っているのか分からなかった
だけど
ひなた
ひなた
初めて笑えた気がした
森鴎外
ヱリス
男の人と少女はまたもや呆然としたが
後ろから違う男の子の声がした
太宰
太宰
太宰
男の子は私を見てギョッと目を見開いた
太宰
太宰
太宰
太宰
すると勢いよく叫ぶ
森鴎外
森鴎外
ひなた
ひなた
ひなた
太宰
森鴎外
森鴎外
森鴎外
森鴎外
太宰
ひなた
森鴎外
太宰
太宰
森鴎外
森鴎外
森鴎外
太宰
森鴎外
太宰
太宰
森鴎外
森鴎外
森鴎外
太宰
私は太宰?の服をぐいと掴んで 喋った
ひなた
太宰
ひなた
ひなた
ひなた
太宰
鴎外さんが太宰さんの口を勢いよく手で塞いでこちらを見る
森鴎外
太宰
訳︰ちょっと森さん離して
森鴎外
太宰
ひなた
ヱリス
ヱリス
ひなた
ひなた
ひなた
ヱリス
ひなた
すると少女は可愛らしい笑みを浮かべた
太宰
森鴎外
太宰
兎に角
私は、優しい人達に拾われた
いつか、いつか必ず
この恩を返したいと深く思う
はずだった