青
黄くんの家、大きかったなぁ…
『…何かあったら僕の家に 来てください!』
『いつでも、どんな時間でも 大歓迎なので!!』
青
…ポロポロ
青
あれッ…なんで…、
僕は黄くんが行ってくれた言葉を 思い出していると、泣いていた。
そして、
"黄くんに会いたい"
という気持ちが芽生えていた。
青
家…、着いちゃった…、
青
…入る、か。
ガチャ
青
ただい…ッ
青
…?!
僕が家に入ると、 いつもと雰囲気が違う母親がいた。
青
お母…さん…?
なんだか、すごく イラついているようだった。
母
あんた、私の息子よね…?
青
う、うん…ッ
母
じゃあ私の為に、
死んでよ。
青
え、
青
お母さん…、今なんて?
母
だから、
母
私の為に死ねって言ってんの。
お母さんは、狂気に満ちていた。
でも、いいかもしれない。
最悪な世界から 逃げられるんだから。
青
分かった、いいよ。
母
流石、私の息子ね。
母
痛めつけながら殺してあげる♡
青
……
さっさと殺してくれればいいのに。
…でも、天罰か。
仕方ない。
…いい人生だったって、 言いたかったな。
お世辞でも言えないな…、w
母
ありがとうね、青ッ♡
グサッ
青
……ッ
僕の体にナイフが刺さる 感触がした。
不思議な感触だ。
母
あのね、あんたのせいで、お父さん逃げちゃったの♡シュッ
母
"邪魔"だって、
母
あんたが居なくなれば、戻って来てくれるんだってぇ、♡グサッ
青
そ…ッなんだ…。
母
本当に、生まれてこなきゃ良かったのに。
青
……ッ
産んだのはそっちじゃん…。
母
なんで、生まれてきたんだよ!!
母
お前が居なかったら!!
母
幸せだったのに…ッ
青
………じゃん…ッ
母
あ゛?
青
お前が勝手に産んだんじゃん…!!
青
ハァッ…ハァッ…、
母
何よ、その口の利き方は?!
青
…ごめんなさい…
青
僕はお母さんの為に死ねない…ッ
母
は?
青
ダッ……
母
おい待てよ!!
※夜です
青
ハァッ…ハァッ…
僕がなんで今逃げ出したのか、
分からなかった。
だけど強く、
生きたい
と思ったんだ。
青
タッタッタッタッ…
切られたところが痛む…。
だけど、僕の体はどこかへ向かう。
青
ハァッ…ハァッ…
気づくと僕は、 黄くんの家の前に立っていた。
そして無意識に インターホンを押していた。
青
……
<はぁい
ガチャ
青
…ポロポロ
黄
…?!
青
たす…けて…ッポロポロ
あれ、僕…
黄くんになんて…ッ
黄
青ちゃん…ッ
黄
何があったんですか…?
青
黄くん…ッポロポロ
黄
……(撫)
青
…ポロポロ
黄くんはずっと僕のことを 撫でてくれた。
𝐍𝐞𝐱𝐭→♡100







