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今日は、7月7日。
─────七夕─────
織姫と彦星が一年に一度、天の川を渡って会える日─────
夜空 星七夕
─────ガヤガヤ
夜空 星七夕
国見 英
国見 英
夜空 星七夕
英が遅くなるのも無理はない。
だって、私が急に英を七夕祭りに誘ったから。
今日は二人で七夕祭りに来ている。
好きな人と二人きりで七夕を過ごしたかった。
そう─────
私の好きな人は─────
国見 英
夜空 星七夕
夜空 星七夕
国見 英
夜空 星七夕
夜空 星七夕
国見 英
夜空 星七夕
国見 英
国見 英
夜空 星七夕
国見 英
国見 英
夜空 星七夕
夜空 星七夕
国見 英
国見 英
夜空 星七夕
夜空 星七夕
夜空 星七夕
国見 英
英は口を開けて待っている。
夜空 星七夕
夜空 星七夕
緊張で手が震える…。
心臓の鼓動が大きく音をたて、早くなっていくのが分かる。
国見 英
国見 英
夜空 星七夕
夜空 星七夕
─────でも彼は、関節キスとかそんなの全然、気にしてなさそう…
やっぱり、私なんかに興味無いのかな…?
七夕祭りに来てくれるって言うから、期待しちゃった…
そんな自分が恥ずかしい。
彼は無邪気に笑ってみせる。
夜空 星七夕
─────改めて、そう思う。
この気持ちを伝えられたならどんなに楽だろう─────。
夜空 星七夕
国見 英
夜空 星七夕
夜空 星七夕
国見 英
夜空 星七夕
彼の目がいきなり、輝いた気がした。
夜空 星七夕
夜空 星七夕
─────嫌な想像が頭を過ぎる。
国見 英
夜空 星七夕
七夕の短冊コーナーには、人がたくさん居て、とても賑わっている。
大きな笹が置いてある。
そこには、たくさんの短冊が───
“大会で優勝できますように”
“成績が上がりますように”
“好きな人と両思いになれますように”
色々な人の様々な願い事が、笹をカラフルな短冊で彩っている────
夜空 星七夕
─────と思ったその時、私はあることに気づいた。
夜空 星七夕
夜空 星七夕
さっきまで、喋っていたのに。
私が短冊を見ている間に、先に行ってしまったのだろうか…
─────それとも、私に自分の願い事が知られるのが嫌で…!?
人が多すぎて、英がどこにいるのか分からない。
私の瞳から、涙がこぼれそうだ。
─────その時、私の願い事が決まった。
夜空 星七夕
私は、すごい勢いで短冊に願い事を書き始める。
夜空 星七夕
私の願い事は─────
“ずっと、英の隣に居られますように”
─────俺は、すごい勢いで駆け出してきてしまった。
どうしても、短冊を書きたくて…
国見 英
国見 英
さっきまで一緒にいたはずなのに─────
俺は、なんでいつもこんななんだろう…
本当は俺、星七夕のこと─────
好きなのに─────。
さっき、星七夕と関節キスをした時も、心臓の音がすごくうるさかったのに…
俺の気持ちを星七夕が知ったら、今までの関係が壊れてしまうんじゃないかって…
本当に俺、ダサいよな…
─────その時、ふと目についたのは、笹に飾ってある短冊。
俺の願い事は─────
“ずっと、星七夕の隣に居られますように”
帰り道─────
私達は、その後、無事に合流することができた。
英は、願い事を短冊に書いて、飾ってしまったらしい。
英の願い事、見たかったななんて思いながら、歩く。
夜空 星七夕
国見 英
夜空 星七夕
国見 英
国見 英
月明かりに照らされた、君の顔が赤くなっているのが分かる。
この時の私達は、この七夕祭りが友達としていった最後のデートなんてまだ、知らない─────。
[END]
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コメント
2件
うわぁ...1日遅れたけど... 最高だよ~🥺 最後の文って、2人はその後、付き合ったってことだよね///