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b r
家に戻ると 水色の靴が不規則に置かれていた
いつもは並べてるのに...
僕は代わりに赤色の靴の横に並べ n k の姿を探しにいく
b r
家中電気もついておらず 明かりを灯す
リビング
洗面所
順々に巡るものの 僕一人。
他にいそうな場所は n k 部屋
コン コン ッ
b r
ドアノブにてをかけ 部屋に入る
n k
b r
苦しそうに息をして
咳が続いている
b r
n k
取り敢えず話せる状態でないことは わかった
リビングから冷えピタや 体温計を取って 対応をする
b r
b r
正直 不安だった
信頼できる人はいるけれど
n k は同じ人間という種族で 僕を安心させてくれる
そんな大切な人が弱っていると
重い病気だとか
しんでしまうだとか
悪い考えが脳をよぎって
耐えられなくなる
ピピピピッ
b r
もう一度脇に挟み 体温計が鳴るのを待つ
ピピピピッ
b r
b r
b r
けれども n k は人間だ
人間を超越した...
なんてことは考え難い
b r
きっと体温計が壊れていただけだ
n k は人間だもん
今まで関わってきたから 知ってるよ
だから...大丈夫...
b r
色々な感情が混ざって 僕の鼓動は激しくなる
b r
なんで
なんでお前なの?
俺だけ生きたって...ッ
火の海がこちらへ迫ってくる
俺は火の海に呑み込まれた
...はずだった
いや...流石にしんでるか
じゃあこれは...?
走馬灯ってやつ?
こんな真っ暗な走馬灯いやだけど...
どこからか声が聞こえてくる
言っていることが滅茶苦茶で
俺は放心状態だった
それでも話が頭に入ってくる
俺は不思議な存在に 抗うことができなかった。
n k
嫌な夢を見た。
...第1世界か
b r
横を見ると b r が寝息を立てていた
俺のおでこには冷えピタが貼ってあり 看病してくれていたのだとわかる
n k
この時期になると いつもメンタルが不安定になる
生きることに疲れて
無意識に泣いて
身を震わせる
しにたい
全部 捨てたい
きえたい
俺は駄目な奴だ
大役なんて...
b r
b r
b r の声にはっ とした
n k
困惑していた俺は 温かい体に包まれる
b r
b r
b r
b r
俺は心のリミッターを外し
泣き叫んだ。