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先 生 🥂× 生 徒 💎
水
緊張した面持ちで、唾を飲み込む。
水
顔の前で手を組み、祈る。
そして、意を決してロッカーを開ける。
水
そこには。
水
1つの、手紙が付いた小さな箱。
水
先生
先生
水
授業中。
頭の中には、ロッカーの中にあった1つの箱。
送り主の名は無かった。
誰だろう………、
大神♀
大神さん?
それとも………、
白(♀)
有栖ちゃん?
水
流石に有栖ちゃんは無いな。
だって、ただの友達だし。
あ、でもあの中身見てないから、友チョコの可能性も十分にある……、
でも………、
水
良いなぁ…………、
水
同じゲーマー仲間でもある、有栖ちゃんと話しながら弁当を食べる。
白(♀)
白(♀)
有栖ちゃんと大神さんは、昔からの幼馴染だそうで、よく、僕と大神さんをくっつけようとしてくる。
水
先程から、分かっているとは思うがちょっとだけ、ちょっとだけ大神さんのことが気になっている。
水
白(♀)
水
大神♀
大神♀
桃(担任)
桃(担任)
大神♀
桃(担任)
桃(担任)
大神♀
水
白(♀)
慰める文言も無いのか、適当な相槌しか返ってこない。
水
水
白(♀)
白(♀)
水
水
白(♀)
水
白(♀)
水
水
白(♀)
白(♀)
水
途端に、有栖ちゃんの目が輝き出したような気がする。
白(♀)
白(♀)
白(♀)
白(♀)
水
ぶつぶつと、僕を眺めて妄想しだす有栖ちゃん。
白(♀)
水
白(♀)
聞く耳持たずの有栖ちゃんに背を向け、教室を出る。
水
お手洗いとは嘘で、単にあの場から抜け出したかっただけだった。
有栖ちゃんは、BL展開になると博士になるからなぁ………、
水
適当に時間を潰すため、自販機に寄って飲み物を買う。
水
そのときだった。
ドンッ
水
急に、足元が不安定になって誰かを巻き添えに、倒れ込む。
水
水
水
僕の下敷きになったそのひとは、
青
と、口うるさく小言をついてくる、
世界で1番、だいきらいなひと。
水
水
柄にも無く、煽るような言い草で立ち上がる。
青
水
確かに、僕の右手に収まっていたペットボトルの中身がかなり減っていた。
きっと、その大半の中身は全て、先生の服に染み込んでいる。
水
水
そうそっけなく立ち去ろうとしたとき。
青
水
襟元を掴まれ、引っ張られる。
青
水
水
ジャー………ゴシゴシ
客観的に見れば、きっとこうなるのは必然的だ。
でも僕は、どうしてもこの事実を受け入れたくない。
“1つ、先生に貸しを作ってしまったこと”
青
日の当たる場所に、先生の服を干すと、鼻で笑ったかのような声が帰ってきた。
水
水
水
こっちも、煽るように鼻で嗤ってあげる。
青
水
青
怒り心頭の様子で、こめかみに線が走る。
青
水
青
青
水
青
水
意地悪気に口角を上げ、笑う先生。
ってか、もう僕教室に帰っていいよね、?
水
水
青
トンッ
水
目の前に、先生の襟シャツがある。
青
そう言って、扉を開けて出ていった先生。
水
水
白(♀)
帰りのHR後。
有栖ちゃんと、雑談を繰り広げる。
白(♀)
水
水
白(♀)
白(♀)
白(♀)
水
水
白(♀)
2人揃って、腹を抱えて笑っていたところ。
桃(担任)
桃(担任)
桃(担任)
白(♀)
白(♀)
固まった僕を見て、不思議そうに覗き込んでくる。
水
白(♀)
水
水
本日、何度目かも分からない溜息をつく。
まず、不幸は2つあった。
1つは、居残りの監督の先生がだいっきらいなあのひとだったこと。
もう1つは、僕以外の大体の人が 1〜2教科ぐらいしか居残りになっていなかったため、
やむを得ず、僕と先生で2人きりになったこと。
青
水
青
後ろに伸びをして、ぼやく先生。
水
水
嫌味のつもりで言った、その一言。
青
水
予想外の言葉が帰ってきて、驚く。
割と………、まぁ背が高くて、噂では有名な大学を出て……、
教師という職業に就いている先生。
同学年の女子たちにもまぁまぁモテる。
だから、彼女の1人や2人、いるかと思ったけど……、
水
青
水
水
青
水
水
水
ちょっとドヤりながら言う。
青
水
青
青
水
言われるが儘に、包を開けてみる。
水
水
何か、小さな紙切れが入っているのを見つける。
水
書かれていた文字は2文字。
青
水
もしやと思い、先生の方を見る。
水
青
水
水
青
水
青
水
流石に無いと思っていた説が、立証してしまった。
水
青
青
水
素っ気なく答えるせんせーを見て、これ以上質問をしても無駄だと感じ、やめる。
水
そして、せんせーの目の前で。
水
冗談交じりに、そう言ってみる。
でも、その返答が更に驚く要因になるとは知らなかった。
青
水
小さく動いた唇。
そして、次の瞬間、僕の唇に柔らかい感触が走った。
水
突然で、困惑しているけれどなぜか身体が拒絶しない。
その反応を見てか、口付けは更に甘くなっていく。
青
最後に、唇を優しく舐めるとせんせーは満足そうに笑った。
青
水
慌てて飛び退き、机に足をぶつける。
水
青
水
青
水
拒否しよう。
そう、心では思っているのに、奥底に眠る想いが段々湧き上がってくる。
水
水
青
水