枝下 待雪
エリーおねえさん…!!
エリザベス
どうしたのかしら、待雪。体調でも悪くなった?
枝下 待雪
あっ、ううん、そうじゃないの…!おねえさん、あの…わたしの病気…、がさいきんひどいの…
エリザベス
あら?それは大変ね、いつものお兄さんの所へ行きましょ。
枝下 待雪
うん…!あのねあのね、おねえさん。体温が、ふしぎなくらい…低くなってきてるの。
エリザベス
…病気なのかしら、それは…
待雪の手にエリーの手が触れる。
エリザベス
( ……潮時ね。 )
エリザベス
( そろそろこの子も、亡くなるのね、少し寂しいわ…それよりも…ふふ、あの医者の所に行くまでもないかしら… )
枝下 待雪
んーー…おねえさん………
エリザベス
ねえ、体を暖める為に…遊びましょ?
枝下 待雪
……っ!おにいさんのところ行かなくていいの!?
エリザベス
ええ、そうよ…
さあ、こっちよ。行きましょ?
さあ、こっちよ。行きましょ?
枝下 待雪
うんっ…!!
…待雪が案内された部屋は… 一言で言うならば、 白しかない部屋だった。