あん
前回のあらすじ!!
あん
なんだか元気がない笑真!
あん
実は部長にチームに入れないと言われたらしく…
あん
そんで俺がぺらぺら喋ってたらなんか元気になった!
笑真
軽すぎ
あん
そう?
笑真
もっとこう、具体的に
あん
なんでも同じっしょ!
あん
はい!どぞー!
笑真
またここに居たのかよ
あん
あ、バレた?笑
笑真
ここ、好きなの?
あん
まあね
あん
笑真は何しにきたのー?
笑真
お前のこと探しに来た
あん
なんでー?
笑真
その…
笑真
今度さ、ソロでコンテスト出てみようと思うんだ
笑真
きっと入賞するにはめっちゃ時間かかるし
笑真
簡単じゃないと思う
笑真
だけど、お前が俺のダンスを好きでいてくれるなら
笑真
俺は俺のありのままを活かしたい
笑真
あの時は…俺のダンス好きって言ってくれて…
笑真
ありがとう、
あん
んー
あん
俺そんなこと言ったっけ?
あん
おぼえてなーい!
笑真
は、ちょ、
あん
ま、笑真は今のままでも十分
あん
いいと思うよ
あん
頑張ってね〜
笑真
…この馬鹿が……
笑真
はぁはぁ
部員
アイツ出れないのに練習してる…
部員
ヤバ笑
部員
きもすぎ笑
笑真
……
笑真
俺がダンスに出会ったのは5年前くらい
笑真
俺はなんでも飲み込みが早い方で
笑真
自分で言うのもなんだけど優秀な方だったんだ
笑真
そこからバトルもコンテストも始めて
笑真
バトルでは優勝を何度もしたり、コンテストでもほとんどが優勝だった
笑真
でも、高校生になってから自分のダンスの評価は突然に底に落ちた。
笑真
自分でもびっくりするくらいに
笑真
俺はその時初めて
やめたい
笑真
と思った
笑真
きっと今までは
笑真
成功するから楽しかったんだろう
笑真
成功しないから楽しくない
笑真
そういう思考になったんだ
笑真
いや、きっと初めからそうだったんだ
笑真
最初にそこそこ出来る子
笑真
だったから
笑真
無駄に高い目標を立てられ
笑真
無駄に大きな期待を抱かれた
笑真
その期待に応えなきゃ行けないと慌てても
笑真
今の俺にはどうしようもなかった
笑真
それでその膨らんだ大きな大きな期待が破裂して
笑真
みんなは俺から離れていく
あん
んー、なんか元気ないね〜?
あん
どしたのー?
笑真
いや、なんにもない
あん
うーん…
あん
分かった!他の部員たちになんか言われたんでしょ!
あん
そんなんでへこたれちゃだめー!
笑真
なんで分かったの!?
あん
分かるよ〜
あん
ずっと一緒にいるんだもん
あん
なんちゃって
笑真
まぁいいや
笑真
そうだよ当たり
笑真
大当たり
あん
もー!笑真にはやるべき事があるんだから!
あん
そんな奴に構う暇なんてない!
あん
ほら!練習しておいでー!
笑真
ちょ、おすな笑
あん
!あはは!
笑真
はぁはぁ
あん
もう少しだね〜
あん
がんばれ〜