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JE

ん……

日帝が目を覚ますと、 そこは昨日と変わらぬ寝室だった。

JE

段々と覚醒する意識の中、 日帝は改めて状況確認をする。

右にはアメリカ、左には日本。 大きなベッドに男三人──極めつけにアメリカの抱き枕にされる始末。 日帝からすれば背筋の凍るような光景だが、今はそれどころではなかった。

ああ、どうしてこんなことに……

昨日の息子の姿を思い起こし、 じんわりと目元に涙を浮かべる。

ずっと寂しい思いを させてしまっていたのだろうか?

JE

だが……

日帝は父親としての不甲斐なさを感じる。 もしここに刀があれば、間違いなくこの場で腹を切っていただろう。

JE

……

すやすやと心地よさそうに眠りにつく日本が目につく。

どうしていいか分からず、 穏やかに眠る日本の頭にそっと触れた。

Japan

ん…

JE

……

日帝はふと幼い頃の息子の姿を思い出す。 しかし、記憶の中の少年はもういない。 目の前にいるのは、裸で眠る青年だけ。

アメリカの腕に抱かれながら、日帝は今後のことについて考え耽っていた。

JE

すまない日本。

その中で至った結論──日帝は暫くの間、 この家を留守にすることにした。

JE

今は……お前を息子として受け入れられない。

お前が怖くて仕方がないんだ。 情慾をはらんだ目で見つめてきたお前が……

JE

不甲斐ない父親ですまない…

日帝はもう一度 日本の頭を優しく撫で、 ゆっくりと手を離そうとする。

刹那──白い手が前から伸びてきて、 日帝の細腕を掴んだ。

JE

……っ!!

Japan

何処へ行くんですか?

JE

っ、日本……起きてたのか?

Japan

ええ、父さんが頭を撫でてくれた時から……

JE

そうか…………に、日本?
そんなに強く腕を掴んだら痛いぞ…?

Japan

置いていかないでください…

ギリギリと手に力を込めながら猫撫で声を出す。嗜虐的なその笑みは、日帝をまたもや恐怖の坩堝に陥れる。

JE

置いていく?一体どこにお前を置いていくんだ?

Japan

俺から逃げたいんでしょ?

日本は笑みを消し、全てを知っているかのように語った。

JE

俺がいつ逃げると言った。

日帝は負けじと、震えそうな声を必死におさえて反駁する。しかし日本はそれさえも見透かしているかのよう。

Japan

言わなくたって分かりますよ──

Japan

血を分けた"息子"ですから。

JE

……

USA

…んぁ……?何だ…?
騒がしいな……

静かに言い争う中、見計らったかのように アメリカの眠そうな声がやってくる。

Japan

ああ、アメリカさん。
いえ……

日本はアメリカの方に視線をやった後、 ゆっくりと破顔した。 人当たりのいい笑みの奥で、暗澹とした感情が蠢いている。 ……最早隠す気もないようだ。

Japan

父さんが少し寂しいことを言っていたものですから。

USA

ふーん……

日本の物言いから察したのか……或いは全て聞いていたのか。 逃がさないように、痕をつけるように。 アメリカは日帝を抱き締める力を強めていく。

JE

あ、アメリカ…強く締めすぎだ……

USA

だってこうしないとお前逃げそうだもん。

その間にも脚と脚を絡ませ、捕食する軟体動物のごとく子猫を抱え込んだ。

JE

い、痛い…っ…離せ……!

Japan

父さんが俺達をどう思っているかくらい、あらかた予想はつきます。

Japan

でも残念──

日本は日帝の方へと顔を寄せ、 頬と頬を触れ合わせた。

Japan

…ふふ、朝の挨拶です。

JE

ぁ……

カーテンの隙間から穏やかな陽気の差す朝……どこか生臭い部屋で、二国は爛々とした笑みを浮かべる。

日帝が最も恐れる、あの瞳を向けながら。

JE

…ひ、

USA

hehe, いい朝だな。

Japan

おはよう──父さん。

かつて苦汁を飲まされた男の腕の中で、獣と成り果てた息子の呼ぶ声が聞こえる。 健気さと悪意の入り交じったそれを前に、 日帝は悟らざるを得なかった。

この血の覊絆からは、 どう抗っても逃れられない!

**終わり**

この度は拙作を最後までご覧いただき 誠にありがとうございました!

完結まで時間がかかってしまいすみません……想像力と文章の構成力を鍛え直したいです_(:3」 ∠ )_パタッ

また、今回も沢山のいいね❤、コメント💬、フォロー+👤ありがとうございました! 通知が来るたびに沢山の方に支えられていることを痛感しております。

最後はいつものキャラ設定で締めたいと思います。 (苦手な方はスクロール/5タップお願いします!)

JE

日帝

家族思いのお父さん。アメリカのことは苦手だが、息子に免じて付き合いをしていた。

父親としての自覚が強く、基本 堕ちることがない。(つまり、これからも二国の愛情表現に延々と苦しむことに……)

USA

アメリカ(★50)

今も昔も日帝のことが好き。戦後、日帝とともに(アメリカ主導で)日本を作り出した。本人曰く日帝とは夫婦。

余談だが、アメリカが妙な性癖を持つようになったのは日本のせいである。

Japan

日本

全ての元凶。
人当たりがよく親切だが、親子関係や父親の尊厳よりも己の欲望を選んだ自己中心的な一面も。

性のことになると妙に奔放になる。

改めまして、最後までお読みいただきありがとうございました!

余談 フォロワーさま170人over! ありがとうございます!✨ これからもご期待に添えるよう頑張ります!よろしくお願いいたします🙇‍♀️

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コメント

8

ユーザー

ああああ神いいいいいいいいいいい ぎゃあああああああおっっぼおおおおおおおお ボッッッッッボボボボボッボッッッボ

ユーザー
ユーザー

何回も素晴らしくて見直したことか…やはりこの関係が一番好きです!(˶˙º̬˙˶ ) いつも神作ありがとうございます! 思い切ってフォローさせて頂きました! この神作品が無料で読める時代に感謝(ㅅ´꒳` )

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