蓮(れん)
…俺、涼と組むの、ちょっとラッキーだったかもって思ってるよ
夕焼けの教室で、蓮のその1言。
冗談っぽく言ったはずなのに…
なんか、胸の奥がドクンって鳴った。
涼(すず)
はいはい、そーいう軽いの、慣れてそうだよね?
蓮(れん)
なにそれ。俺、そんな軽そうに見える?
涼(すず)
うん。バリ見える。チャラ男代表!
そう言いながらも、口元がゆるんでるの、自分でも分かる。
蓮(れん)
ほら。笑ってる
涼(すず)
笑ってないし!!
涼が慌てて背けた顔を見て、蓮がまたふわっと笑う。
涼(すず)
(やっぱ、その笑顔ズルいんだけど…!!)
次の日、係活動のプリントを一緒にまとめていると、他のクラスメイトが近くでひそひそ話してた。
クラスメイト1
最近、涼と蓮ってさ、仲良くね?
クラスメイト2
えー?あれって、なんかお似合いじゃん!
涼の耳がピクッと動いた。
涼(すず)
ねぇ、それ、聞こえてるから!!
聞かれてたー!!ってみんな笑う中、蓮がボソッと、でもハッキリ言った。
蓮(れん)
お似合い、か……悪くないじゃん?
涼(すず)
なっ……
またその笑顔。
涼は思った。
ほんとにもう、ズルいってば!!






