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胡蝶しのぶ
.........！！
冨岡義勇
胡蝶...！危ない！
ｸﾞｲｯ...！((抱き寄せる
胡蝶しのぶ
わっ......！
ー遡ることー
胡蝶しのぶ
...よし、本部に連絡も出来ましたし、カナヲ達を追い掛けましょうか。
胡蝶しのぶ
鬼の気配も無さそうですね。
ﾋｭｰｰ((風
胡蝶しのぶ
......！？
胡蝶しのぶ
(...鬼！？どうして！？)
胡蝶しのぶ
(...考えてる暇はない、攻撃しないと！)
ｻﾞｯ...！((引っ掻かれる
胡蝶しのぶ
ッ.........！！
胡蝶しのぶ
(...腕に力が入らない。刀が握れない...！！)
胡蝶しのぶ
(...あ、私死ぬのか。)
胡蝶しのぶ
(...もうちょっと姉さんの分まで生きたかったな。)
冨岡義勇
胡蝶...！危ない！
胡蝶しのぶ
冨岡さんッ...！
冨岡義勇
大丈夫か？
胡蝶しのぶ
は、はい...。
冨岡義勇
そうか。
胡蝶しのぶ
それより炭治郎くんは？
冨岡義勇
あぁ、鬼の血気術ではぐれてしまってな。
冨岡義勇
それで今探している所なんだ。
胡蝶しのぶ
そうなんですね。
冨岡義勇
胡蝶こそあの一緒に居た継子はどうしたんだ？
胡蝶しのぶ
あぁ、カナヲの事ですか。
胡蝶しのぶ
カナヲと途中で別れました。
胡蝶しのぶ
私は鬼殺隊本部に連絡、カナヲには炭治郎くんと冨岡さんを探すよう伝えました。
胡蝶しのぶ
後で合流するつもりだったのですが、途中で鬼に襲われてしまいました。
胡蝶しのぶ
うっかりです。
冨岡義勇
...なるほど。
冨岡義勇
まあ、俺達も炭治郎達と離れては困るから安否を確認しに行くぞ。
胡蝶しのぶ
はい。
胡蝶しのぶ
行きましょうか。
冨岡義勇
............。
胡蝶しのぶ
愛想無いですね、冨岡さん〜。
胡蝶しのぶ
折角同じ任務なのですから、仲良くしましょうよ。
冨岡義勇
.........。
胡蝶しのぶ
ねえ、冨岡さん。
胡蝶しのぶ
もし、この任務で生きて帰れたら、何処にお茶しに行きましょうか。
胡蝶しのぶ
話しましたよね。この間。
冨岡義勇
あぁ。
胡蝶しのぶ
冨岡さんが好きな鮭大根でも食べに行きましょうか。
冨岡義勇
......！！
胡蝶しのぶ
しばらくお話しましょうよ。
胡蝶しのぶ
鬼の話ばかりでは退屈です。
胡蝶しのぶ
気晴らしに空でも見ましょうか。
胡蝶しのぶ
今日は月が綺麗ですねぇ。
冨岡義勇
...そうだな。
胡蝶しのぶ
冨岡さん。
冨岡義勇
何だ？
胡蝶しのぶ
冨岡さんって前世って信じますか？
冨岡義勇
...前世？
胡蝶しのぶ
「前世の記憶」とかあるじゃないですか。
冨岡義勇
あぁ。
冨岡義勇
俺は信じない。
胡蝶しのぶ
そうですか。
胡蝶しのぶ
私は信じてます。
胡蝶しのぶ
前世も来世も。
胡蝶しのぶ
冨岡さん、来世もまたこうしてお話出来たら嬉しいです。
胡蝶しのぶ
来世でもお会いしましょうね。
胡蝶しのぶ
来世は、鬼が居ない平和な世界になってると良いですね。
冨岡義勇
...そうだな。
胡蝶しのぶ
さて、そろそろ行きましょうか。
冨岡義勇
............。
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