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白石 杏

瑞希…無事かな…?

東雲 彰人

…さぁな…

白石 杏

…戻ってこようとしないんだよね

白石 杏

やっぱりそうだよね、

東雲 彰人

オレ達だってやれることはやっただろ

白石 杏

そっか…

バシャンッバシャンッ

綺麗な海、友達と海なんて行ったことなかったな…

暁山 瑞希

…綺麗だね…

暁山 瑞希

風も気持ちいいし

神代類

そうだね

この海は広い、どこまでも続いている そう思うと僕らは何てちっぽけなところにいるのだろうと思う

世界は広いのに小さい空間にずっと閉じこもってるから何も変わらないんだ

そうだ…広いんだ…! だからどこまでも逃げることができる!

暁山 瑞希

…外も悪くないな

暁山 瑞希

この海の先を見て思ったけど

暁山 瑞希

この世界は学校だけじゃないんだね

暁山 瑞希

今まで暗くて薄汚い嫌な空間しか見てなかった

暁山 瑞希

けどその空間の外を見れば…

暁山 瑞希

こんなにも広くて綺麗な世界が広がってたんだね…!

神代類

…ふふっそれ今僕も思ったよ

暁山 瑞希

え?同じこと考えてたの?

神代類

まぁね

暁山 瑞希

やっぱり気があうね!

神代類

当たり前だろう?

暁山 瑞希

もう、類ってば!

バシャンッ!!

神代類

うわッッ!?

その瞬間瑞希は僕に勢いよく海水を飛ばしてきた

暁山 瑞希

やーい!

神代類

やったな…?

神代類

それっ!

僕は勢いよく瑞希へ海水を飛ばした

暁山 瑞希

うわぁ!!

暁山 瑞希

ちょっと!びしょ濡れだよ〜!

神代類

それは僕も!

神代類

まず瑞希からやっただろ?

暁山 瑞希

そうだったねー

神代類

全く…

暁山 瑞希

まぁいいじゃん!

さっきの君とは別人の笑顔だ 苦しくなくて太陽のようだ そんな自然な笑顔ができたんだ…

そんなことを思うと凄く…凄く嬉しいかった

神代類

瑞希…、よかった//

きみが少しでも笑えてよかった 笑ってくれてよかった

僕は砂浜に寝っころがり空を見た

神代類

…広い

暁山 瑞希

…!

すると瑞希も砂浜に寝そべった

暁山 瑞希

すごい…

神代類

すごい?

暁山 瑞希

うん…!

暁山 瑞希

ボク、ずっと学校とか狭い空間しか見てなかったから

暁山 瑞希

広いくてすごいなって

神代類

そうか

暁山 瑞希

逆に類は…どういう風に見えたの?

神代類

え、僕…?

暁山 瑞希

うん、気になるから

神代類

大したことじゃないよ

暁山 瑞希

それでも聞きたい

瑞希は僕の真隣まで近づいてきた 興味ありげな顔で僕を見つめてくる 目が合うと何故か逸らしたくなる

神代類

いや、ただただ…

神代類

僕が夢見た『自由』はこんな近くにあったんだなと思って

神代類

いつも学校や家などとある枠にとどまっていただけで

神代類

その枠の外に出れば広くて何だってできるって

神代類

そう思っただけだよ

暁山 瑞希

…確かにね

暁山 瑞希

今、ボク…あそこにいる時より楽だよ

暁山 瑞希

類のおかげ…ありがとう//

微笑んだきみの顔は美しくて直視することが出来なかった それに僕に『ありがとう』なんて言ってくれてとても嬉しかった

神代類

ふ、普通だよ…//

中身は臆病で駄目人間な僕にとってはその言葉で精一杯だった

暁山 瑞希

うわぁ〜!!

暁山 瑞希

星が綺麗…!

神代類

すごい…初めてだよ、こんな綺麗なのは

神代類

まるで瑞希みたいだね

暁山 瑞希

え、ボク?

神代類

あっ!い、いや何でもない!!

暁山 瑞希

ふふっボクのことそんな風に思ってくれてるんだ

暁山 瑞希

さすが親友だけあるね

神代類

ま、まぁね//

暁山 瑞希

いや、…普通に嬉しいけどさ//

神代類

え、本当…!?//

暁山 瑞希

逆に何でこのタイミングで嘘つくと思ったの?

神代類

そ、そうか//

暁山 瑞希

ふふっ//

暁山 瑞希

なんか類といると…楽しいな//

暁山 瑞希

こんな感覚初めてだよ

神代類

僕もだよ…!!

暁山 瑞希

っ…楽しい…?

神代類

ん、どうかした?

暁山 瑞希

いや、何でもないよ!

はい!はい

前回のいいねありがとうございます!!

めっちゃ嬉しいです!

多分この話急に終わると思います!

ということでさよならー!

あの夏が飽和する

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