都市伝説･七不思議

22:00

私は莉桜 偏差値78のエリート高校の 超有名な吹奏楽部の部長を つとめている

部活が終わるのは夜の10時だが 私にはまだやることがある

部員全員（81名）の 報告書を1人ずつ書くことだ

23:53

（ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ

終電〜終電〜）

私は毎日 遠州鉄道に乗って、 西ヶ崎から終電の新浜松まで 下校している

遠州鉄道は静岡県にある 電車だ

この電車は 年々乗る人が少なくなっていて、 いつもは夜になると 独り言も声に出しても 何も恥ずかしくない 空間になっている

だけど今日は珍しく、 私以外に人が4人くらい居た

( - - *)ｳﾄｳﾄ

ついに私も 寝てしまいました

到着のアナウンスが流れれば 目も覚めるし、 すぐに着くので 乗り過ごすこともない

でも、いくら待っても 電車は止まらなかった

時計を見ると、乗車してから 40分近く経っていた

外を見てみると

見た事のない景色が 広がっていた

ｷｲｲｨｨｲ）

（ﾃｸﾃｸﾃｸﾃｸ

（ﾃｸﾃｸﾃｸ

ｶﾞﾀﾝｺﾞﾄﾝ ｶﾞﾀﾝｺﾞﾄﾝ）

私が降りると 電車はすぐに発車した

線路を歩いていると

家から電話がかかってきた

私は父に言われた通り 警察に連絡をした

〈あのー、本当に「きさらぎ駅」であってます？

〈調べても出てこないんですけど

〈だから、何度も言ってるでしょう

〈さてはイタズラですか？

〈もう切りますよ

（ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ

私は線路を再び歩き出した

しばらく歩いていると

ｼｬﾝ ｼｬﾝ）

どこか遠くの方から 和太鼓や鈴の音がした

その時

後ろから声をかけられた

恐る恐る 振り返ってみると

そこには片足だけの おじいさんが立っていました

話を聞いてみようと思ったけど

そのおじいさんは 消えてしまいました

線路を歩き続けると だんだん太鼓の音が 大きくなっていきました

線路はトンネルに 差し掛かりました

（ﾃｸﾃｸ

トンネルの中では 何も起きませんでした

トンネルを抜けると、 人が立っていました

その人は近くの駅まで 送ってくれると言ったので お願いすることにしました

今見る場所について聞いてみると 私が電車に乗った駅から 100キロ以上離れていました

私はここまでの不思議な体験を 掲示板サイトに ずっと書いていました

親切な人達が それを読んで 見守ってくれていました

2:53

3:25

3:29

3:32

その書き込みを最後に 女性の投稿は途絶えた

そして、更新されることはなかった

あとがき